女性のネットワークエンジニアは少ない

ネットワークエンジニア、サーバエンジニア、インフラエンジニアに関係なく、IT業界全般で女性エンジニアは少ないです。

今まで見てきた会社ですと、10名くらいの課(グループ)で1名いるか、いないかという人数でした。ITの技術分野は男性の方が興味を持ちやすいという理由もありますが、不規則な生活となる可能性がある職種であることも、女性が少ない要因となっているのかもしれません。

そこで、女性にお勧めできないネットワークエンジニアの仕事内容と、女性にもお勧めできるネットワークエンジニアの仕事内容(役割など)を紹介したいと思います。

女性には、運用・監視・保守のNWエンジニアはお勧めしません

運用・監視のお仕事の場合は、2交代制や3交代制で深夜時間に勤務する可能性がありますし、保守のお仕事の場合は、これまたローテション対応で深夜時間に勤務する可能性があるので、人が就寝すべき時間帯に眠ることができず、不規則な生活となり美容に良くないので女性にはお勧めできないお仕事であると申し上げられます。

現在、保守、運用・監視のお仕事をがんばっている女性のネットワークエンジニアを否定する記事ではなく、これから女性ネットワークエンジニアを検討している方に、これらのお仕事は不規則な生活になる可能性があるから、美容上あまり良くないですよ、という記事です。

提案・設計・構築のNWエンジニアは条件によっては働きやすい

設計・構築のお仕事の場合も、既存ネットワークの切り替え作業では「休日」または「深夜」となることが多いですが、保守、運用・監視ほどの継続的な不規則な生活にはならないです。

そして、提案対応のネットワークエンジニアと、設計・構築対応のネットワークエンジニアの役割を分けている会社がある場合には、提案対応だけを担当できるなら仕事の仕方により規則正しい生活を送ることができるので、この働き方ができるなら女性にもお勧めです。

もちろん、提案書の提出期限日近くになると忙しくなりますが、慣れてきて要領がよくなるとどのような時期でも少しの残業だけで、安定して早めの帰宅を実現している女性もいます。

コンサルタント、教育チーム、プロダクト推進などは特にお勧め

Cisco認定ゴールドパートナーなどのSIer企業では、提案、設計、構築、保守、運用、監視のお仕事以外に、企業により「コンサルタント」「社内教育チーム」「プロダクト開拓、推進」などの部署があります。

当方が知る限り、これらの部署では深夜業務はありません。これらの部署は正社員だけで構成された部署であることが多いです。高い技術力が必要であるため仕事は大変ですが、不規則な生活を回避することができる部署と言えます。

ちなみに、提案、設計、構築などのお仕事をしていた女性が結婚して、産休することになり、その後職場に復帰した場合には、これらの技術職を止めて事務職に異動する女性は多いです。結婚するまでは技術職で、結婚後には同じ会社で事務職、という選択もありかもしれません。

以上です。ネットワークエンジニアを志望する女性の方のご参考頂ければと思います。

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