PPTP, L2F, L2TP
インターネット上のIPネットワークで使用されている
[ IP ] にはPPPのような認証機能はありません。
L2F、L2TPなどのL2トンネリングプロトコルには暗号化機能がない事から、暗号化をさせるために L3トンネリングプロトコルである [ IPsec ] を併用します。また、L2Fにおけるカプセル化は、L2Fの ヘッダーを使用しますし、L2TPにおけるカプセル化はL2TPヘッダーを使用しますが、PPTPの場合 ややこしいことにカプセル化にGREヘッダーを使用します。では詳細を分かり易く説明していきます。 ※ Flet's網では [ L2TP ] が使用されているのですが、違いが分かるように [ PPTP ] [ L2F ] についても解説していきます。 PPTPでは、発信元のVPN機器をPAC( PPTP Access Concentrator )と定義し、受信側のVPN機器を PNS( PPTP Network Server )と定義しています。PPTPでは、このPACとPNSとの間においてセッション 及びトンネルを確立して通信を開始することになります。PPTPの実装 = Microsoftネットワーキングと 位置づけられていることもあり、PACとなる実際のVPN機器は一般的に [ Windows2000/XP ] 等であり PNSとなる実際のVPN機器は一般的に [ Windows 2000 Server/Windows Server 2003 ] 等になります。
※ PPTPのカプセル化のレイヤ2の対象はあくまでも [ PPP ] であり、PPTPはPPPの拡張にすぎないとを認識しましょう。 ※ L2F、L2TPなどは暗号化機能はありませんが、PPTPについては、MS-CHAPv2とMPPEによる暗号化機能があります。 ![]() ![]() L2FはPPTP同様に、PPPヘッダーまでがカプセル化の対象となりレイヤー2で動作するプロトコルです。 PPTPはトンネル確立のための制御コネクションにTCP、PPPフレームのカプセル化にGREを使用するの に対して、L2Fはトンネル確立のための制御コネクションとカプセル化の両方にUDP( 1701 )を使用する。 現在ではL2Fが使用されることはあまりなく、L2FとPPTPを組み合わせたL2TPを使用するのが一般的。 L2TPはPPTPとL2Fのトンネリングプロトコルの仕様を統合して、IETFにより標準化されたプロトコルです。 L2TPはPPTPのトンネル制御とL2Fのフレーム構造に似た方式を採用しています。PPTPでVPNトンネルを 構築する際に定義していた発信側となるPACは、L2TPではLAC(L2TP Access Concentrator )と定義し 受信側となるPNSは、L2TPではLNS(L2TP Network Server)と定義しており、このLACとLNSとの間にて VPNトンネルを構築します。トンネルとセッションの確立のために、L2F同様にUDP( 1701 ) を使用します。 ![]() また、PPTPでは1つのVPNトンネルで1つのユーザセッションしかやり取りできませんでしたが、L2TPでは 1つのVPNトンネルで複数のユーザセッションをやりとりできることから、Flet's網などで採用されています。 LACとLNSがパスワードを共有 ( Shared Secret ) していれば、L2TPではVPNトンネルの認証もできます。
※ L2TPにて使用されるカプセル化は、UDP(ポート番号1701)だけでなくL2TP/IP、L2TP/ATM、L2TP/FR上においても可能です。
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