MTU, MSS, RWIN
MTU とは、一回のデータ転送にて送信可能な
[ IPデータグラムの最大値 ] のことです。
PPPoEの場合、Ethernetフレームにカプセル化する前に、PPPとPPPoEもカプセル化する 必要があり、PPPとPPPoEヘッダの8byteを含めて 1500byte 以内にする必要があります。 従い、PPPoEが実装されるLANではMTU上限が理論上1492byteであることが分かります。
MSSとは、TCPが格納するユーザデータで[ 受信可能なセグメントサイズの最大値 ]のことです。 Ethernet型LANでは、Ethernetフレームが最大1518byteなので、Ethernetヘッダ ( 14byte ) FCS( 4byte ) TCPヘッダ( 20byte ) IPヘッダ( 20byte ) を除く1460byteがMSSサイズとなります。 ※ MSSはMTUからTCP/IPヘッダ(40byte)をマイナスした値で、常に「MSS = MTU - 40」となる。
PPPoEの場合、PPPとPPPoEにもカプセル化 する必要があり、これらPPPヘッダとPPPoEヘッダの 合計8byteを含めて1460byte以内にする必要があります。従ってPPPoEでは接続元のクライアントが 接続先サーバにTCPコネクションを確立する際に最大1452byteのデータを要求できることになります。
RWINとは、相手側の確認応答 ( Ack ) を待たずに一度に送信出来るデータサイズのことです。 通信時のSYN/ACKのコネクションの際に、TCPが受信可能なMSSとRWINを相手に通知します。 RWIN は、回線速度やPCの CPU/Memory などにより、最適なサイズが異なりますが、Win98の RWIN のデフォルト値 ( 8192byte ) は、ブロードバンドADSLに適した値ではなく、NTTの推奨値 ( MSS = 1414 / RWIN = 16384 ) の半分の値になっています。( RWIN はDr.TCPで変更可能 ) Win2000だとADSLが早くなるのはRWINのデフォルト値がNTTの推奨値である上にWin2000の場合 MSSの12倍 ( 16968byte ) に自動的にRWINの値を変更してくれるからです。PC の設定として、 MTUは経路探索するからいいもののRWINは適切な値にしないと遅いままです。スループット測定 ※ RWINのデフォルト値 Win95 / 98 / NT ( 8192byte ) Win2000 / ME ( 16384byte ) WinXP ( 65536byte ) < Ethernet フレーム> < PPP over Ethernet フレーム > ![]() |
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