ベンダーコントロールとは
 
 ネットワークエンジニアとして「構築・設計」のお仕事をする場合、人材派遣会社の必要スキルに
 「ベンダーコントロール」というキーワードがよく出てきます。それでは、このベンダーコントロール
 とは具体的にどのようなことなのでしょうか。これを理解する為には、そもそもネットワーク設計が
 どのような仕事であるのかを理解している必要があるので、先ずNW設計についてご説明します。



  ネットワーク設計とは

 そもそもネットワーク設計が機器選定、コンフィグ作成、回線選定だけということは先ずありません。
 ネットワークエンジニアが行うNW設計とは、ヒアリングや提案などから始まり、要件分析結果から
 物理配線設計、物理配置設計、機器選定、機種選定、回線選定、アドレス設計、基本論理設計、
 詳細論理設計、経路設計、階層設計、セキュリティ設計、切替設計、品質設計、コンフィグ作成等
 のことを意味します。ベンダーとしてのネットワークエンジニアであろうが、情報システム側としての
 ネットワークエンジニアであろうが、上記内容は共通して考える必要があります。設計者は上記の
 設計内容を運用・保守体制を考慮しながら設計して、それらをドキュメント化させる必要があります。

          


  ベンダーコントロールの実際の仕事内容

 設計がどのようなものなのか理解できれば、例えば、ユーザフロントに立ち、シスコ製品を中心とした
 ネットワーク設計を行うためには、シスコ認定パートナーだけではなく、電気設備業者、LAN配線業者
 WAN回線業者さんなどと連携しながら、プロジェクトを取り進める必要があることが分かると思います。
 各設計分野におけるベンダーに対する適切な指示ベンダーの納品物に対する精査その仕様評価
 そして、それらをフィードバックしベンダーへ依頼等を実施していくことが「ベンダーコントロール」です。
 従って、ベンダーコントロールは一般的に情報システム側のネットワークエンジニアの仕事と言えます。



  ベンダーコントロールの技術力があれば

 このベンダーコントロール、技術力があればとても楽しいです。例えば、プロジェクトのリーダとなって
 ベンダーコントールしていくことになれば、責任はかなり重いですがとても勉強になります。例えば、
 一つの大企業ネットワークは、政治層の問題があるとはいえ、その構築・設計は複数のベンダーに
 よるソリューションを受けていることが非常に多いです。そうなると、例えばCTCさんのソリューション
 とネットワンさんのソリューションの両方を体験ができて、コンフィグも一緒に作成することが出来て
 これは本当に勉強になりました。さらに給料は高額で待遇もよく職場が華やかなことが多いのです。



   ベンダーコントロールの技術力を身に付けるためには

 ベンダーコントロール能力を磨くためには、プロジェクトのメンバーでもいいので経験値を得ていくこと
 が重要だと思います。そのような経験ができない立場の人は、例えば役割がルータの現地調整だけ
 であっても、得ている情報や要件から、他にはどのような手配が必要で、どのように指示すればいい
 のかなど考える癖をつけていると、ベンダーコントロールが未経験でも、経験者として同様の思考が
 確立できて、いい仕事ができると思います。また、設計力、調整力、判断力以外に資料作成能力が
 求められますので、閲覧が許されるものがあれば、既存の設計資料を積極的に見ていきましょう。
 設計資料作成の際には高品質を感じさせるような用語をちりばめて、見易さや読みやすさを意識して
 作成していくことが重要です。バックボーンとなる知識は日経コミュニケーションなどで補完しましょう。
 
※ ベンダーコントロールはNWスキルだけでなくヒューマンスキルにも磨きがかかりますので、機会があればぜひご経験を!

          


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