Catalyst QoS - Configuration -



 Catalyst QoSのデフォルト設定 ( Catalyst3560 )

 QoSはデフォルトでディセーブルにされており、物理ポートには [ trusted ] や [ untrusted ] などの概念は
 なく、全てのトラフィックは何の値も書き換えられず、パススルーモードでスイッチングしていきます。(=FIFO)
 QoSを有効にするためには、グローバルコンフィグレーションで以下のコマンドを入力する必要があります。

 Catalyst(config)# mls qos

 QoSをイネーブルにしてもデフォルトの状態では、全ての物理ポートで [ untrusted ] の状態であることから
 全てのトラフィックはDSCP値0、CoS値0となり転送されていきます。turst cos | dscp | precedenceなどで
 トラフィックの優先度を信頼して分類を行うか、ACL→Class-map→Policy-mapによりマーキングを行い分類
 しなければFIFOも同然です。それでは、各キューのデフォルト設定を見ていきます。先ずは入力キューです。

入力キューのデフォルト設定
機能 キュー 1 キュー 2
バッファ割り当て 90% 10%
帯域幅割り当て 4 4
プライオリティキューの帯域幅 0 10
WTD廃棄しきい値 1 100% 100%
WTD廃棄しきい値 2 100% 100%

 ※ 帯域幅の割り当てがキュー1で「 4 」、キュー2で「 4 」というのは、つまり、平等に共有されることを意味します。
 ※ プライオリティキューの帯域幅がキュー1で「0」というのは、デフォルトでプライオリティキューが2であること意味します。
 ※ WTD廃棄しきい値の「3」が実際には存在しますが、これは設定変更のできないWTD廃棄しきい値の位置づけです。

入力キューIDとしきい値IDとCoS/DSCP値のマッピング
キューID しきい値ID CoS値 DSCP値
1 1 0 〜 4 0 〜 39
2 1 5 40 〜 47
1 1 6 〜 7 48 〜 63

 ※ 以上の内容からVoiceトラフィックは(一般的にDSCP46、CoS5)はプライオリティキューに格納されており設定変更の
    必要性はありませんが、シグナリングトラフィックはおそらくキュー2へのマッピング設定が必要であることが分かります。

 

 次にQoSがイネーブル状態の時の出力キューのデフォルト設定です。出力キューは4つあります。

出力キューのデフォルト設定
機能 キュー1 キュー2 キュー3 キュー4
バッファ割り当て 25% 25% 25% 25%
SRRシェーピングモードのウェイト 25 0 0 0
SRR共有モードのウェイト 25 25 25 25
WTD廃棄しきい値 1 100% 200% 100% 100%
WTD廃棄しきい値 2 100% 200% 100% 100%
専用しきい値 50% 50% 50% 50%
最大しきい値 400% 400% 400% 400%

 ※ シェーピングモードのウェイトが [ 0 ] である場合、そのキューは共有モードで動作します。従って、キュー2、3、4は
    デフォルトで共有モードで動作することが分かります。キュー1は、シェーピングと共有の両方のモードで動作します。
 ※ キュー1は、プライオリティキューになれるキューです。入力キューの場合はデフォルトでプライオリティキューが
    有効ですが、出力キューの場合は無効なので有効にするためには [ priority-queue out ] と設定する必要があります。
    プライオリティキューを有効にするとキュー1は比率計算から除外されます。キュー2、3、4での割合比率で考えます。

出力キューIDとしきい値IDとCoS/DSCP値のマッピング
キューID しきい値ID CoS値 DSCP値
2 1 0、1 0 〜 15
3 1 2、3 16〜 31
4 1 4 32〜 39
1 1 5 40 〜 47
4 1 6、7 48 〜 63


 最後に、マッピングテーブルのデフォルト設定を見てます。デフォルトのDSCP/DSCP変換マップと
 ポリンシング済みDSCPマップは、着信DSCP値を同じDSCP値にマッピングする空マップとなります。

マッピングテーブルのデフォルト設定
デフォルトCoS/DSCPマップ デフォルトDSCP/CoSマップ デフォルトPrecedence/DSCPマップ
CoS DSCP DSCP CoS ip-precedence DSCP
0 0 0 〜 7 0 0 0
1 8 8 〜 15 1 1 8
2 16 16 〜 23 2 2 16
3 24 24 〜 31 3 3 24
4 32 32 〜 39 4 4 32
5 40 40 〜 47 5 5 40
6 48 48 〜 55 6 6 48
7 56 56 〜 63 7 7 56
mls qos map cos-dscp id mls qos map dscp-cos id to id mls qos map ip-prec-dscp id



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