Catalyst QoS - Configuration 1 -



 QoSのグルーバルの有効化

 QoSはデフォルトでディセーブルにされており、物理ポートには [ trusted ] や [ untrusted ] などの概念は
 なく、全てのトラフィックは何の値も書き換えられず、パススルーモードでスイッチングしていきます。(=FIFO)
 QoSを有効にするためには、グローバルコンフィグレーションで以下のコマンドを入力する必要があります。

 Catalyst(config)# mls qos


 物理ポートでVLANベースのQoSの有効化 ( 任意 )

 QoSは物理ポートまたはSVIに設定することができます。物理ポートにQoSを設定する場合は非階層型の
 ポリシーマップを作成し適用します。SVIにQoSを設定する場合は、非階層型と階層型のポリシーマップを
 作成し適用します。その階層型のポリシーマップを設定する前にインターフェースレベルのポリシーマップ
 で指定した物理ポートのVLANベースのQoSを有効にする必要があります。デフォルトでは、VLANベースの
 QoSは全ての物理ポートで無効です。VLANベースのQoSを有効化するためには、I/Fを指定し以下を入力。

 Catalyst(config-if)# mls qos vlan-based

 


 分類の設定

 ポートが着信したトラフィックの優先度 ( CoS値 or Precedence値 or DSCP値 ) などを優先するためには
 以下のコマンドを設定する必要があります。デフォルトでは [ untrust ] の状態で全ての優先度の値が 0
 として転送されていくので実質的にQoSは役立たないので、この分類設定 or ACL設定は必須となります。

 Catalyst(config-if)# mls qos trust [ cos | dscp | ip-precedence ]

 外部から着信してくるトラフィックの cos または dscp または ip-precedence値を信頼しその値をベースに
 QoSラベルが生成(CoS値またはDSCP値)されて、分類が行われて入力キュー、出力キューに格納される。



 デフォルトのポートCoS値の設定

 デフォルトポートCoS値 [ 0 ] は設定変更することができます。デフォルトポートCoS値は、mls qos trust cos
 と設定されているポートで着信トラフィックにCoS値がついてない場合、またはmls qos trust dscp/precedence
 と設定されているポートで非IPトラフィックが着信してきた場合に着信トラフィックにCoS値がついていない場合
 に適用される値です。default-cos に 0 〜 7 を割り当てます。( default = 0 )。尚C2950は異なる動作をします。

 Catalyst(config-if)# mls qos cos [ default-cos | override ]

 ※ キーワード [ override ] を指定することにより、着信トラフィックのCoS値を mls qos cos で定義した値に上書きします。



 Cisco IP Phoneが接続する場合

 Cisco IP PhnoeとPCを同一のポートに接続する場合、一般的に下図のように接続します。音声VLANの詳細。


 

 Cisco IP Phoneでは音声パケットをCoS=5、データパケットをCoS=0にマーキングすることで共有データリンク
 を通して音声品質を保証しています。これらの着信トラフィックに対しスイッチのポートは mls qos trust cos に
 よりCoS値を信頼するか、mls qos trust dscp によりDSCP値を信頼します。Catalystスイッチでは信頼境界機能
 [ mls qos trust device cisco-phone ] を有効にすることにより、ユーザが電話をバイパスしてPCを直接スイッチ
 に接続する場合のハイプライオリティキューの誤使用を避けることができます。信頼境界機能はCDPを使用して
 スイッチポートにあるCisco IP Phoneを検出します。Cisco IP Phoneを検出しない場合、スイッチポートの信頼
 設定を自動的にディセーブルにします。信頼境界機能をポート上で有効にするためには以下のコマンドを入力。


 
Catalyst(config)# cdp run

 Catalyst(config-if)# cdp enable
 Catalyst(config-if)# mls qos trust cos または mls qos trust dscp
 Catalyst(config-if)# mls qos trust device cisco-phone


 ※ Cisco IOSではデフォルトでグルーバル、インターフェースコンフィグレーションともにCDPは有効になっています。



 DSCP透過モードのイネーブル

 IOS12.2(25)SEより前のリリースでは、QoSをディセーブルした場合とmls qos trust dscpとI/Fで設定されている
 場合にはDSCP値は変更されませんが、mls qos trust cosとI/Fで設定されている場合、CoS/DSCPマップに
 従いスイッチはDSCP値を変更してしまう可能性があります。IOS12.2(25)SE以降においてはスイッチは透過的
 なDSCP機能をサポートしています。透過的なDSCP機能をイネーブルにする = no mls qos rewrite ip dscp と
 発信パケットのDSCP値は着信時と同じになります。デフォルトではディセーブルの状態は、ポートの信頼状態
 ポリシングとマーキング、DSCP/DSCP変換マップなどのQoS設定により変更されていきます。


 
Catalyst(config)# no mls qos rewrite ip dscp


 

 Resource :Cat3550 12.2(25)SEC Cat3560 12.2(35)SEE Cat3560 12.2(25)SEE CatalystLANスイッチ教科書 BCMSNテキスト第2版 


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