Catalyst QoS - Configuration 4 -



 Gigabit対応ポートの出力キューの設定

 Catalyst3550のGiga対応ポートの出力キューに対するCoS値のマッピングは最適化されていないので、
 一般的に設定変更が必要となります。以下がその変更コマンドですがI/F上で設定するのがポイントです。


 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/X

 
Catalyst(config-if)# wrr-queue cos-map queue-id cos1......cos8


 以下は一般的な最適化されたCoS/キューマッピングの設定です。CoS5は緊急キューへ格納しています。


 Catalyst(config-if)# wrr-queue cos-map 1 0 1
 
Catalyst(config-if)# wrr-queue cos-map 2 2 3
 Catalyst(config-if)# wrr-queue cos-map 3 4 6 7
 
Catalyst(config-if)# wrr-queue cos-map 4 5


 ※ あるいは、priority-queueに対して CoS6, 7 も格納する [ wrr-queue cos-map 4 5 6 7 ] も一般的によく見られる設定値です。




 出力キューのサイズ比率の設定 for Giga対応ポート

 Catalyst3550のGiga対応ポートにて、出力キューのサイズ比を設定するには以下のコマンドを使用します。
 デフォルトのキューサイズのウェイトは各ポートで同じで、バッファサイズの1/4がキューに割当られています。


 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/X

 
Catalyst(config-if)# wrr-queue queue-limit weight1 weight2 weight3 weight4


 例えば以下の設定により、キュー1, 2, 3, 4に対してそれぞれ1/10、2/10、3/10、4/10の割合比となります。
 例えばキュー4のサイズは、キュー1の4倍、キュー2の2倍、キュー3の1.33倍のバッファを持つことになります。

 Catalyst(config-if)# wrr-queue queue-limit 1 2 3 4



 テールドロップのしきい値 for Giga対応ポート

 テールドロップはGiga対応にて使用できる輻輳回避の実装です。テールドロップは、各キューに対して実装
 します。テールドロップの場合、thresholdを越えるまでパケットはキューイングされます。thresholdを越えると
 パケットは廃棄され、そのthreshold以下になると再びパケットは転送されるようになります。テールドロップを
 実装させる場合、先ず各キューにthresholdを割り当てます。各キューにはthresholdは2つあり、その2つの
 デフォルトのしきい値は100%です。queue-idにはキュー番号、threshold-percentageにはしきい値を設定する。


 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/X

 
Catalyst(config-if)# wrr-queue threshold queue-id threshold-percentage1 threshold-percentage2


 次に入力インターフェースにてthreshold 1とthreshold 2に割り当てるパケットのDSCP値の指定を行います。
 デフォルトで全てのDSCP値がthreshold 1に割り当てられています。以下のコマンドで各スレッシュホールドに
 DSCP値をマッピングすることができます。threshold-id に 1 または 2 を指定して、DSCP値を割りあてます。


 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/X

 
Catalyst(config-if)# wrr-queue dscp-map threshold-id dscp1...dscp8



 以下の設定により、出力インターフェイス(G0/1)のキュー1のテールドロップスレッシュホールドを10%と100%
 キュー2を40%と100%、キュー3を60%と100%、キュー4を80%と100%に設定する例を示します。また、着信する
 パケットのDSCP値を信頼し、DSCP 0、8、16、24、32、40、48、56をスレッシュホールド1に、DSCP 10、20、30
 40、50、60をスレッシュホールド2にマッピングするように、入力インターフェイス(G0/2)を設定する例を示します。


 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/1
 
Catalyst(config-if)# wrr-queue threshold 1 10 100
 Catalyst(config-if)# wrr-queue threshold 2 40 100
 Catalyst(config-if)# wrr-queue threshold 3 60 100
 Catalyst(config-if)# wrr-queue threshold 4 80 100


 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/2
 Catalyst(config-if)# mls qos trust dscp
 Catalyst(config-if)# wrr-queue dscp-map 1 0 8 16 24 32 40 48 56
 Catalyst(config-if)# wrr-queue dscp-map 2 10 20 30 40 50 60




 WREDのしきい値 for Giga対応ポート

 WREDはGiga対応にて使用できる輻輳回避の実装です。WREDとテールドロップは排他的な設定となります。
 WREDは出力インターフェイスに輻輳の兆候が現れるとパケットを選択的に廃棄し、一度に多数のパケットが
 廃棄されるテール ドロップの機会を減らします。WREDは各キューに対して実装します。WREDの場合、先に
 説明したテールドロップの場合と同様にthresholdを越えるまでパケットはキューイングされます。WREDでは
 thresholdを越えるとパケットはランダムに廃棄されます。そのthreshold以下になるとランダムな廃棄は中止
 されます。WREDを実装させる場合、先ず各キューにthresholdを割り当てます。各キューにはthresholdは2つ
 ありますがデフォルトでWREDはディセーブルであることから、デフォルトのthreshold値はありません。以下で
 queue-idにはキュー番号、threshold-percentageにしきい値を設定してはじめてしきい値が割り当てられます。


 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/X

 
Catalyst(config-if)# wrr-queue random-detect max-threshold queue-id threshold-percentage 1 threshold-percentage 2


 次に入力インターフェースにてthreshold 1とthreshold 2に割り当てるパケットのDSCP値の指定を行います。
 デフォルトで全てのDSCP値がthreshold 1に割り当てられています。以下のコマンドで各スレッシュホールドに
 DSCP値をマッピングすることができます。threshold-id に 1 または 2 を指定して、DSCP値を割りあてます。
 このDSCP値のマッピングの設定は、テールドロップの場合でもWREDの場合でも同じコマンド設定となります。


 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/X

 
Catalyst(config-if)# wrr-queue dscp-map threshold-id dscp1...dscp8



 以下の設定により、出力インターフェイス(G0/1)のキュー1におけるWREDのスレッシュホールドを50%と100%
 キュー2を60%と100%、キュー3を70%と100%、キュー4を80%と100%に設定する例を示します。また、着信する
 パケットのDSCP値を信頼し、DSCP 0、8、16、24、32、40、48、56をスレッシュホールド1に、DSCP 10、20、30
 40、50、60をスレッシュホールド2にマッピングするように、入力インターフェイス(G0/2)を設定する例を示します。


 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/1
 
Catalyst(config-if)# wrr-queue random-detect max-threshold 1 50 100
 Catalyst(config-if)# wrr-queue random-detect max-threshold 2 60 100
 Catalyst(config-if)# wrr-queue random-detect max-threshold 3 70 100
 Catalyst(config-if)# wrr-queue random-detect max-threshold 4 80 100


 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/2
 Catalyst(config-if)# mls qos trust dscp
 Catalyst(config-if)# wrr-queue dscp-map 1 0 8 16 24 32 40 48 56
 Catalyst(config-if)# wrr-queue dscp-map 2 10 20 30 40 50 60




 出力キュー間の帯域幅の割り当て

 各キューに割り当てる使用可能な帯域幅の比率を指定するコマンドは以下となります。デフォルトでは全ての
 ウェイトは25に設定されています。但し、緊急キューがイネーブルになるとqueue4は比率計算から除外されます。


 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/X

 
Catalyst(config-if)# wrr-queue bandwidth weight1 weight2 weight3 weight4


 例えば以下の設定により、キュー1, 2, 3, 4に対してそれぞれ10/100、20/100、30/100、40/100の割合比と
 なります。全体の帯域幅に対して、queue1は10%、queue2は20%、queue3は30%、queue4は40%となります。

 Catalyst(config-if)# wrr-queue bandwidth 10 20 30 40



 出力緊急キューの設定

 緊急キュー(priority-queue)を設定することにより、そのキューに格納された特定のパケットをほかのすべての
 パケットよりも優先して処理するようになります。WRRはこのキューが空になるまで、ほかの3つのキューを処理
 しません。この緊急キューはデフォルトで有効になっていないので以下のコマンドにより有効にします。以下の
 設定を行うことにより、WRR「ウェイト」と「キューサイズ」の比率はキュー4を除外して計算されるようになります。


 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/X

 
Catalyst(config-if)# priority-queue out




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