Cisco Router - show version / show run



 ◆ Ciscoルータ - show version

 Ciscoルータで確認できるステータスコマンドは非常に多くありますが、今回は基本であり重要なコマンド
 を紹介します。先ずshow versionコマンドです。このコマンドではCiscoルータのIOSバージョン情報から
 FLASHメモリ/DRAMサイズ、ルータのアップタイムなど色々な情報を得ることができます。以下の表示は
 Cisco 1812J で show version を入力した結果ですが、他のCiscoルータの機種においても見方は同じです。

 

項番 説明
@  ルータのモデル名
A  IOSのフィーチャー
B  IOSのバージョン
C  ROMのバージョン
D  ルータが起動してからの経過時間
E  ルータが起動する際に使用したIOSイメージ名とIOSイメージの場所
F  ルータのCPU
G

 ルータのDRAMのサイズ。"/"の左側の118784KBは、ルーティングテーブルや展開したIOSが記憶されるメモリ。
 "/"の右側の12288KBはパケットのバッファ領域に使用するメモリ。DRAMのサイズはこれらの合計値(128MB)

H  ルータのシリアルID。(ここでは固体の特定を防ぐためにシリアル情報の一部を消去)
I  ルータのインターフェースの情報。(このルータでは10のFastEthernet、1つのBRIポート)
J  FLASHメモリのサイズ。(このルータでは約32MB)
K  コンフィグレーションレジスタの値(現在の値は0x2102。コンフィグレーションレジスタ値で詳細解説)


 ◆ Ciscoルータ - show running-config

 show running-config、つまり show run はネットワークエンジニアが最も入力するコマンドだと言えます。
 なぜなら現在稼働しているCiscoルータの設定内容を表示するコマンドだからです。このshow runの内容は
 Ciscoルータを設定変更(コンフィグ設定)をする度に内容が書き変わります。つまり設定内容によりこの
 show runの表示結果が異なるので解説しようがないのですが一定の共通項目もあるので見ていきましょう。
 ※ 以下の表示結果はC1812Jのものです。物理インターフェースなどの情報は当然機種によって異なります。

 
 
〜 省略 〜

項目番号 説明
@  設定されたコンフィグではない。「設定されたコンフィグレーションを表示するのでお待ち下さい」という意味。
A  設定されたコンフィグではない。現在のコンフィグファイルのサイズ(今回の場合は943byteであると分かる)
B  設定されたコンフィグではない。IOSのバージョン情報
C  ここから設定したコンフィグとなる。ログメッセージのタイムスタンプ表示の設定を参照。
D

 コンフィグに表示されるenableパスワードやline console/vtyのパスワードを暗号化するかどうかの設定。
 no service password-encryptionでは暗号化されない。service password-encryptionで暗号化される。

E  ルータのホスト名の設定。デフォルトでは「Router」というホスト名が設定されている。
F

 設定されたコンフィグではない。これらは「bootコマンドの定義」の始まりと終わりを示すためのマーカー。
 これらのマーカーは自動的にコンフィグレーションに表示されるので、削除したり変更したりできない情報。

G

 AAA(Authenticaion/Authorization/Accounting)と呼ばれるセキュリティ 機能を有効化するかどうかの設定。
 デフォルトで、この設定は無効化(no aaa new-model)されている。



 
 
〜 省略 〜

項目番号 説明
H  FastEthernet 0 に関する設定情報。
I  FastEthernet 0 に設定されたIPアドレスとサブネットマスクの情報。
J  FastEthernet 0 に設定されたspeedとduplexの情報。
K  FastEthernet 1 に関する設定情報。例では、このインターフェースは何も設定されていないデフォルト状態。
L  BRI 0 に関する設定情報。今回の場合、このインターフェースは何も設定されていないデフォルトの状態。


 

項番 説明
M

 ルータ上でHTTPサーバのサービスを有効にする設定。有効(ip http server)、無効(no ip http server)。
 有効の場合、管理PCからブラウザを開いてhttp://192,168.0.254/と入力しルータに管理アクセスできる。

N

 ルータ上でHTTPSサーバのサービスを有効にする設定。有効にする設定は(ip http secure-server)、
 無効にする設定は(no ip http secure-server)となる。有効の場合、管理PCからブラウザを開いて
 https://192,168.0.254/と入力してルータにアクセス可能。MとNの設定はともに無効にすることが推奨。

O

 ルータのコンソールポートの設定。今回の設定では、コンソールログインする際にパスワード(test1)の
 入力が求められるので、そのパスワードを入力することにより、コンソールログインができるようになる。

P

 ルータのAUXポートの設定。今回の設定ではAUXポートからログインする際にパスワード(test2)の
 入力が求められるので、そのパスワードを入力することによって、AUXポートからログインができる。

Q

 ルータのVTYポートの設定。今回の設定では、ネットワーク経由でtelnet/SSHでパスワード(test3)
 の入力が求められるので、そのパスワードを入力することでtelnet/SSHログインができるようになる。

R  設定されたコンフィグではない。コンフィグレーションの終わりを示す情報。


 Cisco機器へのコンソール接続の方法、IOSの
 基本的なCLIの操作方法などについては、まず
 Ciscoデバイスの操作方法をご参照下さい。


 Ciscoルータに設定できるコンフィグは非常に
 多くありますが、実際にコマンド入力や動作
 確認を行う過程で自然と身についていくので
 NWエンジニアとして焦らず学習しましょう。




Ciscoルータの基本設定

ネットワークエンジニアとして

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