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EtherChannelとは
EtherChannelとは、複数の [ 物理ポート ]
を単一の [ 論理ポート ] に束ねあげる技術のことです。これにより
スイッチなどのデバイス間で利用可能なトラフィック帯域幅を増やすことができます。EtherChannel
の実装で
スイッチ間またはスイッチとホスト間にFastEthernetポートを使用する場合は最大800Mbps、GigabitEthernet
ポートの場合は最大8Gbpsの全二重の帯域幅を提供できます。尚、Ethernet(
10M )ポートは使用できません。
※ EtherChannelはスイッチ間、スイッチとルータ間、スイッチとサーバ間などのイーサネットのリンクで実装することができます。
Layer2とLayer3のEtherChannel
EtherChannelでは、Layer2ポートだけでなく、Layer3ポート
( no switchport ) にも実装することができます。
各EtherChannel内の全てのポートは、Layer2またはLayer3ポートのいずれかにする必要があり、これらを
混在させることはできません。Layer2EtherChannel、Layer3EtherChannelに共通して、デバイス間のリンク
障害が発生したときにダウンしていない他のリンクを介して接続性を維持します。また、ダウンしたリンクで
搬送中であったフレームしか失われないため、接続性の損失が極めて少ない冗長性を提供します。なお、
Layer3 EtherChannel ではルーティングプロトコルはEtherChannelを1つのリンクとして認識してくれるため、
EtherChannel でリンク障害が発生した場合においても、ルーティングプロトコルの再収束は行われません。
EtherChannelの3つの形成方法
Cisco CatalystスイッチのEtherChannelには以下の
[ PAgP ] [ LACP ] [ on ] の3つの形成方法があります。
これらのEtherChannelの形成手法は両端で同じにする必要があります。例えば、EtherChannelのプロトコル
にPAgP (or LACP) を使用する場合は両端でPAgP
(or LACP) を使用する必要がありますし、または一方の
ポートで [ on ] である場合、もう一方のポートでも
[ on ] である必要があります。Cisco機器間ではPAgP推奨。
| EtherChannelの3つの形成方法 |
| PAgP |
Cisco独自のEtherChannelのネゴシエーションプロトコルを使用する手法。Catalyst間接続の推奨手法。 |
| LACP |
IEEE802.3で定義された業界標準のEtherChannelのネゴシエーションプロトコルを使用する手法。 |
| on |
EtherChannelを形成する際にネゴシーエーションを行わずに強制的にEtherChannelを形成する手法。 |
PAgP ( Port Aggregation Protocol )
PAgPはCisco独自のプロトコルであり、Catalystスイッチ間、またはCatalystスイッチとPAgPをサポートする
ベンダーのスイッチ間との接続で使用できます。そのPAgPモードには、以下の2種類のモードがあります。
CatalystスイッチのデフォルトのチャネルプロトコルはこのPAgPであり、デフォルトのモードは
[ auto ] です。
| PAgP ( Port Aggregation Protocol ) |
| モード |
説明 |
| auto |
ポートをパッシブネゴシエーションステータスにします。このモードの場合、ポートは受信するPAgPパケットに
応答しますが、PAgPのネゴシエーションを開始しません。この設定はPAgPパケットの伝送が最小化されます。 |
| desirable |
ポートをアクティブネゴシエーションステータスにします。このモードの場合、ポートはPAgPパケットを送信する
ことにより、相手ポートとのネゴシエーションを開始します。Catalyst間でEtherChannelする時の推奨モード。 |
auto、desirableのどちらのモードにおいても相手ポートとのネゴシエーションの際に、ポートのspeed/duplex、
VLAN番号、トランキングステータスなどの条件に基づいてEtherChannelの形成が可能かどうか判断します。
次に、PAgPモードの互換性を確認します。desirableポートは、対向機器がdesirableポートまたはautoポート
である場合、EtherChannel を形成できます。autoポートは、対向機器がdesirableポートの必要があります。
なお、PAgP の auto、desirable モードでは
[ silent ] と [ non-silent ] というオプションをサポートしています。
| PAgPのオプション設定 |
| オプション名 |
説明 |
| silent |
auto、desirableモードで使われるデフォルトのオプション設定。対向機器からPAgPが送信されることを予期
しないようにスイッチに指示することで、スイッチがリンクダウンとしてSTPに報告することを防止します。
対向機器がPAgP非対応でかつトラフィックを生成しないパケットアナライザやサーバなどである場合に使用。 |
| non-silent |
auto、desirableモードで使われるオプション設定。対向機器からPAgPが送信されることを予期するように
スイッチに指示することで単一方向リンク障害を検出することができます。単一方向リンクを検出した時に
リンクステータスをダウンとして報告するため、2つのPAgP対応デバイス間ではこのモードが推奨されます。 |
LACP ( Link Aggregation Control Protocol
)
LACPは IEEE802.3ad で定義されている業界標準プロトコルです。Catalystスイッチと非Ciscoデバイスと
接続するのに適しています。LACPには[ actvie
]と[ passive ]の2モードがあります。デフォルトはpassive。
| LACP ( Link Aggregation Control Protocol
) |
| モード |
説明 |
| passive |
ポートをパッシブネゴシエーションステータスにします。このモードの場合、ポートは受信するLACPパケットに
応答しますが、LACPのネゴシエーションを開始しません。この設定はLACPパケットの伝送が最小化されます。 |
| active |
ポートをアクティブネゴシエーションステータスにします。このモードの場合、ポートはLACPパケットを送信する
ことにより、相手ポートとのネゴシエーションを開始します。Catalystスイッチ間で設定する時の推奨モードです。 |
passive、activeのどちらのモードにおいても相手ポートとのネゴシエーションの際に、ポートのspeed/duplex、
VLAN番号、トランキングステータスなどの条件に基づいてEtherChannelの形成が可能かどうか判断します。
次に、LACPモードの互換性を確認します。activeポートは、対向機器がdesirableポートまたはautoポートで
ある場合、EtherChannel を形成できます。passiveポートは、対向機器が
active ポートの必要があります。
基本動作はPAgPとほぼ同様です。LACP及びPAgPフレームがTrunkポートで一番小さい番号のVLAN上で送信されるのも同じです。
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