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EtherChannel のロードバランシング
EtherChannelでは、複数のポートにまたがるトラフィックのロードバランシングをサポートしております。
スイッチ間で複数のリンクがあり、EtherChannelが設定されていない場合、STPが動作することにより
一方のリンクがブロッキングポートとなりトラフィック転送が行われませんが、EtherChannel
の設定が
ある場合、STPはEtherChannelポートを1つの論理ポートとして見なすため、全てのポートにまたがって
トラフィックを分散します。EtherChannelのロードバランシング方式としては以下のパターンがあります。
| 転送ベース |
説明 |
| 送信元MACアドレス |
EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットの送信元MACアドレスに基づいて分配される。 |
| 宛先MACアドレス |
EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットのあて先MACアドレスに基づいて分配される。 |
| 送信元IPアドレス |
EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットの送信元IPアドレスに基づいて分配される。 |
| 宛先IPアドレス |
EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットのあて先IPアドレスに基づいて分配される。 |
| 送信元及び宛先MACアドレス |
EtherChannelに転送されたパケットは、送信元、およびあて先MACアドレスに基づいて分配される。
送信元MACベースの転送とあて先MACベースの転送とで、とちらが適しているか不明な時に使用。 |
| 送信元及び宛先IPアドレス |
EtherChannelに転送されたパケットは、送信元、およびあて先IPアドレスに基づいて分配される。
送信元IPベースの転送とあて先IPベースの転送とで、とちらが適しているか不明な時に使用する。 |


ロードバランシングの方式は、ネットワーク内のスイッチやサーバなどの位置に基づいて選択する必要が
あります。EtherChannelのデフォルトは [
送信元MACアドレス ] をベースにしたロードバランスを行います。
上記のような構成では、[ 送信元MACアドレス
] をベースにしたロードバランスが適していますが、一方で
下記のような構成では、クライアントが接続されたスイッチ側では送信元ベース、サーバが接続されている
ルータ側では宛先ベースによるロードバランシングが適しています。仮にルータ側で[
送信元MACアドレス ]
をベースにしたロードバランシングを実装させると、ルータの単一のMACアドレスのデバイスであることから
ロードバランスは行われませんし 、[ 送信元IPアドレス
] をベースにした場合、2つのリンクしか使用しない
ロードバランシングとなってしまうことから、ルータ側では、宛先ベースによる実装が適していると言えます。

EtherChannel のガイドライン ( Catalyst3560の場合
)
| EtherChannel のガイドライン |
| 項目 |
説明 |
| EtherChannelの数 |
スイッチ上でのEtherChannelの上限は [ 48
] となります。 |
| EtherChannelのポート設定 |
EtherChannel内の全てのポートは同じ [ speed
] [ duplex ] である必要があります。 |
| EtherChannelのグループメンバー |
1つのポートを複数のEtherChannelグループのメンバーにしてはいけません。 |
| EtherChannelのポートでの制限 |
EtherChannelの一部として、セキュアポート、PVLAN、dot1xを設定してはいけません。 |
| EtherChannelのグループ作成 |
EtherChannelのグループを作成した時、そのグループに最初に追加されたポートの
パラメータ設定値を全てのポートが引き継ぎます。次のパラメータを変更した場合は
そのEtherChannelのグループ内の全てのポートで同じパラメータにする必要がある。
・ トランク上のallowed VLAN ・ VLAN PathCost/PortPriority ・ PortFastの設定 |
| PAgPの特性 |
同じタイプのイーサネットポートを [ 8 ]
つまで使用して設定可能です。 |
| LACPの特性 |
同じタイプのイーサネットポートを [ 16 ]
つまで使用して設定可能です。
最大 [ 8 ] つのポートを active に、最大
[ 8 ] つのポートをstandby にできます。 |
| PAgPとLACPとの混在 |
1つのEtherChannelにPAgPとLACPの両方のプロトコルを使用していはいけません。 |
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