RIPng
RIPng とは RIP Next Generation の略であり、IPv6用で使用できるルーティングプロトコルです。
IPv4のRIPv2同様にディスタンスベクトル型のアルゴリズムを採用しているので、最大ホップ数は
[ 15 ] となります。また、RIPv2と同様にスプリットホライズンとポイズンリバースにより、ループを
回避する実装があります。RIPngは、UDPポート番号「521」を使用して「30」秒ごとに宛先アドレス
[ FF02:9 ] に、「IPv6 Prefix、ネクストホップ、IPv6リンクローカルアドレス」の情報を送信します。
※ RIPngは、送信元アドレスに「リンクローカルアドレス」を使用しており、ネクストホップもリンクローカルアドレスとなる。
※ IPv6での RIPng ルーティングの前提として、グローバルで
[ ipv6 unicast-routing ] を設定する必要があります。
RIPng のインターフェース上での有効化
IPv4でのIGPでは、ルーティングプロトコルを有効にしたいI/Fをルーティングプロトコル上で指定
していましたが、RIPngの場合はルーティングプロトコルではなく、I/F上に直接、RIPngの有効化
を指定することになります。[ name ] にはRIPngのルーティングプロセスを識別できるように任意
の文字列を入力します。また、以下の設定によりRIPngはグローバル上でも自動的に有効になる。
Cisco(config)# interface interface-id
Cisco(config-if)# ipv6 rip name enable
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RIPng のグローバル上での有効化 ( 自動的に設定される
)
上記のI/F上でのルーティングプロトコルの有効化により、自動的に以下のコマンドがコンフィグ上に
設定されることになります。例えば、インターフェースで
[ ipv6 rip RIPng1 enable ] と入力することで
グローバルコンフィグ上で [ ipv6 router
rip RIPng1 ] が自動的に設定されます。I/F上での有効化と、
それによるグローバルでの自動的な有効化により、RIPngによる経路情報のやりとりが実現されます。
Cisco(config)# ipv6 router rip name
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(任意) equal-cost経路の最大数の変更
RIPngのルーティングテーブル上で「equal-cost経路」は、最大4つのパスがデフォルトで使用
することができます。この値はRIPngのルーティングプロセス上で1〜64の範囲で変更可能です。
Cisco(config)# ipv6 router rip name
Cisco(config-rtr)# maximum-paths number-paths
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※ 各IPv6ルーティングプロトコルのデフォルト値
: RIPng、IS-ISv6 = [ 4 ]、OSPFv3 = [ 16
]、BGP4+ = [ 1 ]
(任意) デフォルトルートの生成
指定したインターフェース上から、指定したルーティングプロセス上のアップデートの中に
IPv6
デフォルトルート ( ::/0 ) を生成することができます。キーワード
[ only ] を指定した場合は、
デフォルトルートのみがそのI/F上からアドバタイズされ、その他の経路情報は通知されません。
[ originate ] を指定した場合、デフォルトルートとその他の経路情報もアドバタイズされます。
[ metric ] 値は、そのデフォルトルートに対するAD値を定義します。AD値の設定は任意です。
Cisco(config-if)# ipv6 rip name default-information [ only | originate ]
[ metric value ]
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(任意) RIPngへの再配布
RIPng以外のルーティングプロトコルの経路情報をRIPngのルーティングプロセスへ再配布する
ためには、[ redistribute ] コマンドを使用します。RIPngへ再配布する際に
route-map における
経路制御や各パラメータの使用方法は基本的にこちらのredistributeコマンドと同じとなります。
再配布時のデフォルトメトリックが Connected=1、static=1、RIPngの他のプロセス=1、それ以外
のルーティングプロトコルが 16 となり通知されないので
[ metric ] で変更する必要があります。
Cisco(config)# ipv6 router rip name
Cisco(config-rtr)# redistribute static
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(任意) RIPng 経路へのタグ付け
route-mapコマンドでタグ付けを行うことにより、redistribute時に柔軟な経路制御を行えます。
Cisco(config)# route-map map-tag [ permit | deny ] seq-number
Cisco(config-route-map)# match ipv6 address
[ prefix-list name | acl-name ]
Cisco(config-route-map)# set tag tag-value
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(任意) RIPngルーティングアップデートのフィルタリング
distribute-list により、アドバタイズするRIPngのルーティングアップデート情報を
[ out ] にて
または、アドバタイズされるルーティングアップデート情報を
[ in ] でI/Fを指定し制御できます。
Cisco(config)# ipv6 prefix-list name seq number deny ipv6-prefix/length [ ge value ] [ le value ]
Cisco(config)# ipv6 prefix-list name seq number permitipv6-prefix/length [ ge value ] [ le value ]
Cisco(config)# ipv6 router rip name
Cisco(config-rtr)# distribute-list prefix-list
name [ in | out ] [ interface-id number ]
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※ RIPngの設定後は、show ipv6 rip, show ipv6
route, debug ipv6 rip によりステータス確認を行いましょう。
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