IPv6アドレスのフォーマット
IPv6アドレスのフォーマットは、IPv6アドレスタイプにより異なりますが、基本構造は下図となります。
IPv6アドレスは、[ プレフィックス
] と [
インターフェースID ] の大きく2種類の部分から構成されます。
プレフィックスはIPv4でのネットワークアドレス、インターフェースIDはIPv4でのホストアドレスに対応。

IPv6アドレスの表記方法
IPv6アドレスは、128ビットのアドレスを「16ビット」ごとにコロン(
: )で区切り、16進数で表記します。
その為、IPv6アドレスは「32桁、8フィールド」の長いアドレスになるため、省略化ルールがあります。
| 各フィールド内で、先頭の [ 0 ] が省略可能 |
| 2002:0123:abcd:098b:123E:0078:0123:0001
⇒ 2002:123:abcd:98b:123E:78:123:1 |
| フィールドのビットが全て [ 0 ] の場合、1つの
[ 0 ] に省略可能 |
| 2002:0000:abcd:098b:123E:0078:0000:0001
⇒ 2002:0:abcd:98b:123E:78:0:1 |
| [ 0 ] だけで構成されたフィールドが連続している場合それを1つの二重コロン[
:: ] に省略可能 |
| 2002:0123:abcd:0023:0000:0000:0000:0001
⇒ 2002:123:abcd:23::1 |
※ [ ::] の使用は、どのフィールドでも使用可能ですが、1つのIPv6アドレス内でこの表記を一回しか使用できません。
IPv6アドレスの種類
IPv4アドレスにはユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャストの大きく3つのアドレスがありましたが
IPv6アドレスにはユニキャスト、マルチキャスト、エニーキャストの大きく3つのアドレスとなり、IPv4での
ブロードキャストアドレスはなくなりました。しかし、マルチキャストアドレスでその機能を吸収しています。
| IPv6アドレス |
説明 |
| ユニキャスト |
IPv4と同じく、1対1の通信で使用するアドレス。
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| マルチキャスト |
IPv4と同じく、1対特定のグループの通信で使用するアドレス。このアドレスの
一部をブロードキャストの用途にすることでブロードキャストと同じ機能を実現する。 |
| エニーキャスト |
複数の機器に同じIPアドレスを割り振れるアドレス。1対1の通信で使用します。
複数の機器が同じIPアドレスを保持していても、送信元はルーティングメトリック
の上で最も近い宛先と通信を行い、着信するとそれ以上の配送は行われない。
例えば、複数のDNSサーバにエニーキャストアドレスを割り振り、各ホストが最も
宛先の近いDNSサーバを利用させるようなネットワーク設計を行うことができる。 |
パケットの到達範囲(スコープ)により上記アドレスに対し、グローバル、サイトローカル、リンクローカルのスコープがある。
| スコープの種類 |
説明 |
| グローバルスコープ |
全てのIPv6アドレスで一意なアドレス。スコープの制限はない。 |
| サイトローカルスコープ |
サイトローカル上でのみ一意なアドレス。現在は廃止の方向。 |
| リンクローカルスコープ |
ローカルリンクでのみ一意なアドレス。このスコープ宛のパケットはルータを越えられない。 |
IPv6アドレスには、未指定アドレスとして
0:0:0:0:0:0:0:0 が定義されています。このアドレスは
[ 0::0 ]
または [ :: ] と表記されます。このアドレスはノードにまだIPv6アドレスが割り振られていないことを意味
します。ループバックアドレスとしては
0:0:0:0:0:0:0:1
が定義されています。このアドレスは
[ ::1]
とも
表記されます。このアドレスはループバックアドレスであるためインターフェースに割り当てることは不可。
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