CiscoルータやCatalystスイッチでは、自身のI/Fをマルチキャストグループのメンバーになるように設定
IGMPパケットを送出できないホストがそのI/Fにいる場合、そのI/F上でマルチキャストグループの存在を マルチキャストのネイバールータに知らせる為にスタティックで定義するコマンドが以下。ip igmp join-group コマンドと同様にグループの存在をマルチキャストルーティングテーブルで知らせることはできますが、 ip igmp join-gruopコマンドとは異なり、このコマンドを設定したI/Fは、ICMPなどに対する応答はしない。 ※ なぜなら、実際にはこのI/F配下にはIGMPは送信できないがReceiverそのものが存在し、それが応答するという前提だから。
スイッチはIGMPホストクエリーメッセージを送信し、接続されたLAN上のメンバーが属するマルチキャスト グループを判別します。次に、スイッチはそのグループにアドレッシングされた全てのパケットをこれらの グループに転送します。スイッチでは、サブネット上のホストが加入できるグループをフィルタリング可能。
以下の設定によりこのI/F上のReceiverは 224.10.10.10 のグループにのみ加入できるようになります。
IGMPのバージョンは、PIMと同様にデフォルトで [ version2 ] が I/F で有効になっています。ちなみに、 IGMPv1の場合、IGMPクエリータイムアウトやIGMP最大クエリー応答時間などの機能が使用できません。
スイッチは、表題のメッセージを定期的に送信してI/F上のマルチキャストグループを検出と最新情報の 維持を行っています。これらのメッセージは ( 224.0.0.1 ) 宛てに送信されます。このIGMPホストクエリー はデフォルトで [ 60秒 ] ごとに送信しています。そのデフォルト値の変更は以下のコマンドで行います。
IGMPv2を使用している場合、IGMPホストクエリーメッセージを送信する役割を持つクエリアの概念が ありますが、スイッチはデフォルトで60秒間、現在のクエリアからクエリーを受信することができなかった 場合、自身がクエリアになることができます。そのクエリアからのクエリータイムアウトを変更できます。
IGMPv2を使用している場合、IGMPホストクエリーメッセージでアドバタイズされる最大クエリー応答時間 を変更できます。スイッチは最大クエリー応答時間を使用し、LAN上に直接接続されたグループメンバーが 存在しないことを短時間で検出します。デフォルトで10秒以内に応答がない場合、タイムアウトさせます。
マルチキャストパケットの配信範囲はTTLのしきい値により制御できます。詳細は [ TTL Thresholds ] デフォルトはしきい値が「0」である為、全てのマルチキャストパケットがI/Fから転送されることになります。
マルチキャストパケットの転送範囲を制限するもう1つの手法として、Auto-RPのところでも紹介した [ IPマルチキャストの境界 ] の設定があります。この設定を使用すると、ACLで指定したグループの マルチキャストトラフィックは、そのインターフェースを越えて送受信することを制限されることになる。
マルチキャストにおいて、Senderとなるサーバからのマルチキャストトラフィックのレート制限を行う ことも可能です。以下のコマンドにより、source-list に指定されたサーバから grou-list に指定 されたマルチキャストグループへのレート制限を行えます。このコマンドはI/Fに対して in or outで 適用しますが、[ kbps ] で指定した値を超えたトラフィックは破棄されます。また、このコマンドをI/F に適用した場合、kbps のデフォルトが「0」なので値を定義しない場合は全トラフィックが破棄される。
※ Resource : IPマルチキャスト開発ガイド Vol 1 BCMSN認定テキスト 第二版 マスタリングTCP/IP マルチキャスト編 Cat3560 |
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