Multicast - Catalyst Switch 4 -



 IGMPのデフォルト設定 - Catalyst3560 -


機能 デフォルト設定
マルチキャストグループへのアクセス インターフェイスのすべてのグループを許可
IGMP バージョン すべてのインターフェイスでversion 2
IGMP ホストクエリー メッセージ インターバル すべてのインターフェイスで 60 秒
IGMP クエリー タイムアウト すべてのインターフェイスで 60 秒
IGMP 最大クエリー応答時間 すべてのインターフェイスで 10 秒




 マルチキャストグループへのジョイン設定

 CiscoルータやCatalystスイッチでは、自身のI/Fをマルチキャストグループのメンバーになるように設定
 することができます。これにより、ICMPエコー要求に対して応答することができるので、マルチキャストの
 到達可能性を判断するのに役立ちます。つまり、このコマンドは診断用のテストコマンドという位置づけ。

 Catalyst(config-if)# ip igmp join-group group-address

 IGMPパケットを送出できないホストがそのI/Fにいる場合、そのI/F上でマルチキャストグループの存在を
 マルチキャストのネイバールータに知らせる為にスタティックで定義するコマンドが以下。ip igmp join-group
 コマンドと同様にグループの存在をマルチキャストルーティングテーブルで知らせることはできますが、
 ip igmp join-gruopコマンドとは異なり、このコマンドを設定したI/Fは、ICMPなどに対する応答はしない。
 ※ なぜなら、実際にはこのI/F配下にはIGMPは送信できないがReceiverそのものが存在し、それが応答するという前提だから。

 Catalyst(config-if)# ip igmp static-gruopgroup-address



 IPマルチキャストグループへのアクセス制御

 スイッチはIGMPホストクエリーメッセージを送信し、接続されたLAN上のメンバーが属するマルチキャスト
 グループを判別します。次に、スイッチはそのグループにアドレッシングされた全てのパケットをこれらの
 グループに転送します。スイッチでは、サブネット上のホストが加入できるグループをフィルタリング可能。

 Catalyst(config-if)# ip igmp access-group acl-number

 以下の設定によりこのI/F上のReceiverは 224.10.10.10 のグループにのみ加入できるようになります。


 Catalyst(config)# access-list 99 permit 224.10.10.10

 Catalyst(config)# interface gigabitethernet 0/1

 Catalyst(config-if)# ip igmp access-group 99




 IGMPバージョンの変更

 IGMPのバージョンは、PIMと同様にデフォルトで [ version2 ] が I/F で有効になっています。ちなみに、
 IGMPv1の場合、IGMPクエリータイムアウトやIGMP最大クエリー応答時間などの機能が使用できません。

 Catalyst(config-if)# ip igmp version 1 | 2



 IGMPホストクエリーメッセージインターバルの変更

 スイッチは、表題のメッセージを定期的に送信してI/F上のマルチキャストグループを検出と最新情報の
 維持を行っています。これらのメッセージは ( 224.0.0.1 ) 宛てに送信されます。このIGMPホストクエリー
 はデフォルトで [ 60秒 ] ごとに送信しています。そのデフォルト値の変更は以下のコマンドで行います。

 Catalyst(config-if)# ip igmp query-interval seconds



 IGMPv2 のIGMPクエリータイムアウトの変更

 IGMPv2を使用している場合、IGMPホストクエリーメッセージを送信する役割を持つクエリアの概念が
 ありますが、スイッチはデフォルトで60秒間、現在のクエリアからクエリーを受信することができなかった
 場合、自身がクエリアになることができます。そのクエリアからのクエリータイムアウトを変更できます。

 Catalyst(config-if)# ip igmp querier-timeout seconds



 IGMPv2 の最大クエリーの応答時間の変更

 IGMPv2を使用している場合、IGMPホストクエリーメッセージでアドバタイズされる最大クエリー応答時間
 を変更できます。スイッチは最大クエリー応答時間を使用し、LAN上に直接接続されたグループメンバーが
 存在しないことを短時間で検出します。デフォルトで10秒以内に応答がない場合、タイムアウトさせます。

 Catalyst(config-if)# ip igmp query-max-response-time seconds



 TTLスレッシュホールドの設定

 マルチキャストパケットの配信範囲はTTLのしきい値により制御できます。詳細は [ TTL Thresholds ]
 デフォルトはしきい値が「0」である為、全てのマルチキャストパケットがI/Fから転送されることになります。

 Catalyst(config-if)# ip multicast ttl-threshold ttl-value



 IPマルチキャスト境界の設定

 マルチキャストパケットの転送範囲を制限するもう1つの手法として、Auto-RPのところでも紹介した
 [ IPマルチキャストの境界 ] の設定があります。この設定を使用すると、ACLで指定したグループの
 マルチキャストトラフィックは、そのインターフェースを越えて送受信することを制限されることになる。

 Catalyst(config-if)# ip multicast boundary acl-number



 レートリミットによる制限

 マルチキャストにおいて、Senderとなるサーバからのマルチキャストトラフィックのレート制限を行う
 ことも可能です。以下のコマンドにより、source-list に指定されたサーバから grou-list に指定
 されたマルチキャストグループへのレート制限を行えます。このコマンドはI/Fに対して in or outで
 適用しますが、[ kbps ] で指定した値を超えたトラフィックは破棄されます。また、このコマンドをI/F
 に適用した場合、kbps のデフォルトが「0」なので値を定義しない場合は全トラフィックが破棄される。

 Catalyst(config-if)# ip multicast rate-limit [ in | out ] [ video | whiteboard ] [ group-list acl ] [ source-list acl ] kbps



 ※ Resource : IPマルチキャスト開発ガイド Vol 1 BCMSN認定テキスト 第二版 マスタリングTCP/IP マルチキャスト編 Cat3560


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