NBARとは
NBARを使用することにより、TCP/UDPのポート番号を使用したトラフィックの識別や、例えばHTTPトラフィック
のURLによる識別が可能になります。従って、NBARを利用することにより(L4〜L7)の分類が行えるようになる。
これにより、特定のWebページだけ他のWebページより優先して見ることができるようになります。トラフィックの
優先やトラフィックの帯域幅設定などはCBWFQ、LLQ、Policing、shapingなどにより行います。あくまでも分類。
NBARの設定
NBARを利用するためにはCEFの有効化が必須です。
NBARによる分類は、Moduler QoS CLIを使用します。従って、class-mapの作成、policy-mapの作成、最後に
インターフェースの適用が必要です。NBARにより分類を行うことから、class-mapの定義にNBARによる実装が
必要になることが分かります。NBARによる分類は、以下のとおり
[ match protocol ] コマンドにより行います。
Cisco(config)# class-map name
Cisco(config-cmap)# match protocol protocl
|
「protocl」キーワードには、NBARの対応しているプロトコルを指定します。例えばHTTPの場合はキーワードの
後にURLの指定やホストの指定などが行えます。
Cisco(config-cmap)# match protocol http
url url-string
Cisco(config-cmap)# match protocol http
host host
|
NBARによる分類後、そのクラスに対するポリシーをpolicy-mapで定義して最後にそれを
I/F に適用します。NBAR
match protocol http の設定
NBARによる分類を行う際に使用する
[ match
protocol ] の後には、NBARのサポートしている多くのプロトコルを
指定することができますが、ここではその中で
「http」 に特定して match protocol http を紹介したいと思います。
Cisco(config-cmap)# match protocol http
[ url string | host string | mime type | c-header-filed string | s-header-field string ]
|
| Key Word |
説明 |
| url |
URLを合致条件とする |
| url-string |
合致条件となるHTTPのURLを指定する |
| host |
ホスト名を合致条件とする |
| host-string |
合致条件となるホスト名を指定する |
| mime |
MIMEを合致条件とする |
| mime-type |
合致条件となるMIMEテキスト文字列を指定する |
| c-header-field |
HTTPクライアントメッセージのheaderフィールドの文字列を合致条件とする |
| c-header-field string |
合致条件となるHTTP request message内にあるテキストの文字列を指定する |
| s-header-field |
HTTPサーバメッセージのheaderフィールドの文字列を合致条件とする |
| s-header-field string |
合致条件となるHTTP response message内にあるテキストの文字列を指定する |
match protocol url または match protocol
host で指定する文字列に対して以下の正規表現を使用して、文字列を指定できます。
| option |
説明 |
| * |
文字列上のこの位置で、0個以上の任意の文字列と見なされる |
| ? |
文字列上のこの位置で、1個以上の任意の文字と見なされる。 |
| | |
文字列上のこの位置で、| を挟む2つの文字のどちらかの文字と見なされる。 |
| (|) |
文字列上のこの位置で、| を挟む2つの文字列のどちらかの文字列と見なされる。 |
| [ ] |
文字列上のこの位置で、[ ]内に指定した文字列のうちどれか1つの文字として見なされる。 |
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