IP RTP Priority



 IP RTP Priority とは

 このキューイングはPQとWFQの2つの要素を持つキューイング方式です。但し、PQといってもPQに格納
 できるのは音声トラフィックに限定されています。つまり、音声トラフィックの優先処理に有効なQoSです。



 IP RTP Prioirty の RTP とは

 RTP ( Real-time Transport Protocol ) は、音声や映像データをリアルタイムに再生するための伝送
 プロトコルです。下位プロトコルにUDPを使用しています。例えば RealPlayer もRTPを使用しています。
 また、RTPパケットの転送は、RTCPによってデータの送受信のためのセッションが制御されています。


            

 


 IP RTP Priority を発動させる合致基準

 IP RTP Priority の対象となる合致基準は、RTP/UDPポート範囲:16384〜32768に限定されています。
 UDPポートの範囲が [ 16384 〜 32767 ] なのは、CiscoのVoIP製品がこのポート番号の範囲を使用して
 いるからです。尚、音声トラフィック( RTP/UDPポート:16384〜32768 ) 以外はWFQにより処理されます。



 IP RTP Priority の動作図



  
  
  下図の通り、とにもかくにも音声パケットのあるキュー4の処理をしてから、次のキューを処理し始めます。

  



 IP RTP Prioirty のコンフィグ

  IP RTP Priority を使用する最大のメリットはコンフィグが簡単なところで、以下の一行だけとなります。


 Cisco(config-if)# ip rtp priority starting-rtp-port-number port-number-range bandwidth

 以下のコンフィグ設定により、音声トラフィックの照合基準となるUDPポートの最小番号を 「16384」 と
 指定し、レンジ番号に「16383」と指定することにより、CiscoのVoIP製品が使用するUDPのポート範囲
 16384〜32768を合致対象にすることになり、そのPQの帯域幅を「90kbbs」と指定することになります。
 16383の値の求め方は、32768-16384の除算することにより求められます。


 Cisco(config-if)# ip rtp priority 16384 16383 90

 ※ RSVP, CBWFQ, LLQ, IP RTP Priority , FR IP RTP Priority, PIPQでは、帯域幅指定は合計で物理帯域の75%を上限
    としているので、75%以上の帯域幅の指定を行いたい場合、物理I/F上で以下のコマンドにより上限を変更できます。


 Cisco(config-if)# max-reserved-bandwidth percent



 

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