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DR ( Designated Router ) / BDR ( Backup Designated
Router )
ブロードキャストマルチアクセストポロジー、及びNBMAトポロジーの「マルチアクセスネットワーク」においては、
ネットワークを代表するDRとBDRを選出する必要があります。このDRとBDRの選出は、OSPFネイバーを確立
する過程 「Down State」 → 「Init State」
→ 「Two-way State」 の直後やり取りされるHelloパケットの交換の
プロセスで、セグメントごとに代表ルータとしてDR、BDRが選出されます。そられ以外は「Drother」と呼ばれます。
セグメント上のDrotherはDRとBDRとだけ 「Full
State」 となり、LSAをこれら2台だけに送信するようになります。

DR と BDR 選出の利点
セグメント上のOSPFルータは、DRとBDRとのみ「Full
State」のネイバー関係になり、LSUをDRとBDRだけに
送信するようになるので、個別にLSAの交換が行われない結果、トポロジーチェンジによるLSUトラフィックや
30分に一回、DRとBDRだけに送信されるLSUトラフィックが減少します。また、DRでのリンクステートの管理
が行われることにより同じLSDBを保持することが保証されるので、ルーティングエラーの発生が減少します。

DR と BDR 選出の 2 ステップ
1、Priority値による選択
セグメント上のOSPFルータは、DRとBDRとのみ「Full
State」のネイバー関係になり、LSUをDRとBDRだけに
DRとBDRは、OSPFネイバーの確立の過程でやりとりされるHelloパケットの「Priority」値により決定します。
一番目に高いプライオリティ値を持つルータがDR、二番目に高いプライオリティ値を持つのがBDRになります。
OSPFのプライオリティ値はデフォルトで[ 1
]であり、ip ospf priorityコマンドによりにより設定変更が可能です。
2、ルータIDによる選択
全てのOSPFプライオリティ値が同じである場合は、ルータIDにより決定します。アクティブなインターフェースで
一番大きなIPアドレスがルータIDとして使用されますが、ルータIDの選出順は、以下の@→A→Bになります。
@ OSPF の設定で router-id で明示的に設定したアドレス
A ループバックインターフェースのなかで一番大きなIPアドレス
B 物理や論理のインターフェースで一番大きなIPアドレス
一番目に高いルータIDを持つOSPFルータがDR、二番目に高いルータIDを持つOSPFルータがBDRになります。

DR と BDR 選出後の決まり
@ DRがダウンした場合、BDRがDRに選出されて、BDRについては新たに選出されます。
A BDRがダウンした場合、Drotherの中からプライオリティ値などを比較し選出されます。
B DRとBDRが一度選出されると、のちにそのセグメント上でプライオリティ値が最も高い
1台のOSPFルータがネットワーク追加されても、再選出が行われる事はありません。
C BDRはLSUを受信し続けるとはいえ、DRが「LSUの転送」と「同期」のタスクを行います。
DR と BDR の選出後のルーティング情報の維持
@ リンクステートが変更すると、LSUパケット(最新のLSA含)を
DR & BDR に ( 224.0.0.6 ) にマルチキャスト。
A LSUを受信したDRはLSAckを送信した後、※LSU を全てのOSPFルータに ( 224.0.0.5 ) にマルチキャスト。
B 2つのセグメントに属するOSPFルータがいる場合、そのルータは他方のセグメントのDRにLSUを送信し、
他方のセグメントが Point-to-Point
の場合、DRが存在しないことから隣接ルータに
LSU を送信します。
C LSUパケットを受信した全てのOSPFルータは、LSDB
( リンクステートデータベース ) をアップデートして、
それをもとにDijkstraアルゴリズムにより、新しいOSPFのルーティングテーブルが作成されます。
※ このフラッディングされるLSUパケットは同一エリア内では、LSA
タイプ 1 と タイプ 2 のものだけとなり他のエリアに転送されない。
LSAタイプ 1 とタイプ 2 のLSUパケットを受け取ったABRは、LSAタイプ
3 のLSUパケットとして他方のエリアにフラッディングする。
Resource : Routing TCP/IP Volume 1 BSCI 試験認定テキスト 第2版 CCO Open Shortest Path Fast インターネットルーティング入門
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