SNMP Manager & SNMP Agent



 SNMPマネージャとSNMPエージェントとのやりとり

 SNMPマネージャとSNMPエージェントとでやり取りされるSNMPメッセージには次の3つが含まれています。
   
 @ SNMPのバージョン A Community  B PDU
  
 SNMのバージョンには、v1、v2c、v3 の3つがあります。因みにSNMPv1とSNMPv2cには互換性があります。
 Communityとは、SNMPにおけるネットワーク範囲のことを意味するのですが、マネージャとエージェントが
 MIB情報をやり取りする際に使用されるパスワードと考えてOKです。よく使用されているのが「Public」です。
 つまりこのPublicはSNMPマネージャが Get や Set をする際のパスワードとして機能しているということです。
 最後のPDUには( GetRequest, GetNextRequets, GetResponse, SetRequest, Trap ) 情報が入っています。

 では上記で得た知識を前提に、SNMPマネージャとSNMPエージェントのやりとりについて解説していきます。

 


  1. SNMPマネージャからエージェントのMIB情報を要求!

  



 例えばNW管理者がSNMPマネージャを利用して、Cisco2621XMのFastEthernet0/1では1秒間にどれくらい
 エラーパケットが発生しているのか調査したいとします。その場合のPDU ( コマンド ) のやりとりが上記です。

 「 これの値は何?」 というのは、実際には 「 ブロードキャストのオブジェクトの情報は何?」 を意味します。
 「これは〜です 」 というのは 実際には 「3.2344です」を意味しており、実際に必要な情報値を返してきます。
 次のGetNextRequestはこの場合、ブロードキャストのOIDの次に該当するものが指定する情報を要求します。

 上記の「GetReauest, GetNextRequest」のために必要な SNMPエージェント ( Ciscoルータ ) の設定例

 Cisco(config)# snmp-server community public RO



  2. SNMPマネージャからSNMPエージェントのMIB情報の変更を要求!

  

 「これの値を変更して」 というのは 「 このオブジェクトを変更して 」のことでありMIB情報の変更を意味します。
 SetRequestにより、例えばルータをリロードさせたり、RMONアラームなどの設定をしたりすることができます。
 先ほどのMIB情報を要求するだけの場合はROでOKですが、今回は書き込みが必要であることからRWです。

 上記の「SetRequest」のために必要な SNMPエージェント ( Ciscoルータ ) の設定例

 Cisco(config)# snmp-server community private RW




  3. SNMPエージェントからマネージャに状態の異常を送信!

  

 主体がSNMPエージェントになります。マネージャは何も要求していませんが、突然エージェントが通知します。
 「 異常事態発生 ! 」 というのは、例えば 「 ルータのインターフェースがダウンしました!」 という意味です。
 TrapメッセージだけはUDPのポート番号162を使用して、SNMPエージェントが自発的に通知してきてくれます。

 上記の「 Trap 」のために必要な SNMPエージェント ( Ciscoルータ ) の設定例

 Cisco(config)# snmp-server host 192.168.0.1 public




  4. 補足説明




  実際には、MIBとネットワーク機器との間に Retreive ( get ) Alter ( set ) という流れがあります。

  また SNMPv2 に関して言えば、上記 5つの PDU メッセージ以外に下記の2つが追加されます。

  @ GetBulkRequest ( 一括参照要求と言われるように、この要求のされたエージェントは、GetResponse の
                  際に応答PDU に入るだけの情報を詰め込み応答する。GetNextRequestより効率的 )

  A InformRequest ( 他のマネージャに情報通知を要求できるので、分散管理も可能となります。 )




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