VRRP - Cisco Config -



 VRRPのデフォルト設定

機能 デフォルト設定
VRRPグループ 未設定
VRRP仮想MACアドレス 0000.005e.01XX
VRRPプライオリティ 100
スタンバイ遅延 0 (遅延なし)
I/Fのプライオリティ追跡 10
VRRPアドバタイズメント Interval 1秒
VRRPマスタダウン Interval 3秒
VRRP Preempt イネーブル




 VRRPのイネーブル化

  先ず最初にVRRPを有効にするI/Fにて、VRRPグループの番号と仮想IPアドレスを設定します。
  例えば、「 vrrp 1 ip 192.168.0.254 」 は、VRRP番号が「 1 」、仮想IPアドレスが「 192.168.0.254 」。

 Cisco(config-if)# vrrp group ip ip-address [secondary]

 ※ VRRPを設定するインターフェースを事前にshutdownするか、イネーブル前にカスタマイズ設定をするのが推奨。
 ※ I/Fにsecondaryアドレスが存在する場合、「secondary」キーワードの指定によりセカンダリVRRPも作成可能です。



 VRRPのプライオリティ設定

  VRRPプライオリティ値はデフォルトで100であることから、2台のルータでMasterとBackupを
  明示的に定義するためには、一方の値を他方よりも高くするか低くする設定が必要となります。

 Cisco(config-if)# vrrp group priority level

 ※ I/FにこのVRRPプライオリティ値の設定をしない場合、より大きなIPアドレスを設定しているI/FがMasterとなります。



 VRRPのプリエンプト設定

  HSRPとは異なり、VRRPの場合はVRRPが有効なI/Fでは「preempt」がデフォルトで有効です。
  従って、このpreemptをディセーブルにしたい場合は no で定義する必要があります。delayでは、
  HSRP同様、ローカルルータがActiveルータになるまでの時間を指定した秒数だけ延期します。
  ※ 例えば [ vrrp 1 preempt delay minimum 10 ] と設定した場合、Activeルータへの切り替りが10秒後となります。

 Cisco(config-if)# vrrp group preempt [ delay minum seconds ]



 VRRPのディセーブル

 VRRPのコンフィグ全体を削除したくないが、VRRPをディセーブルにしたい場合は以下を設定します。

 Cisco(config-if)# vrrp group shutdown




 VRRPのオブジェクトトラッキング設定

  例えば、下図のR1のS0/0にてI/Fがダウンした場合、R1にパケットが転送されたとしても
  通信できないか、あるいはR1からR2にパケットが転送されてからWAN側へ転送されていく
  非効率な状態が発生します。オブジェクトトラッキングの設定を行うことで、ローカルルータ
  上の他のI/Fがダウンした場合はVRRPのプライオリティ値を引き下げることができます。
  機能自体はHSRPと同様ですが、VRRPの場合(IOS12.4)は定義方法は以下の構文だけです。


 Cisco(config)# track object-number interface type-number [ line-protocol | ip routing ]
 Cisco(config-if)# vrrp group track object-number [ decrement priority-decrement ]

 trackに [ ip routing ] を指定した場合は、ip routing がI/F上でアクティブで、I/Fのline-protocolのステートがアップで、
 I/FのIPアドレスが既知のものである必要があります。これら3つを満たさない場合、ip routingステートがダウンとなる。




 R1(config)# interface FastEthernet 0/0
 R1(config-if)# ip address 192.168.0.252 255.255.255.0
 R1(config-if)# vrrp 5 ip 192.168.0.254
 R1(config-if)# vrrp 5 priority 105
 R1(config-if)# vrrp 5 track 2 decrement 20


 R1(config)# track 2 interface Serial0/0 line-protocol


 R2(config)# interface FastEthernet 0/0
 R2(config-if)# ip address 192.168.0.253 255.255.255.0
 R2(config-if)# vrrp 5 ip 192.168.0.254









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