UPS



 ◆ UPS(Uninterruptible Power Supply)とは

 UPS(無停電電源装置)とは、停電などにより機器への
電力供給が断たれた場合に、代わりに電力を供給
 する電源装置
のことです。UPSは長時間の電力供給は続けられませんが、停電等の障害が発生した場合に
 一定時間の電力供給をし続けることが可能であり、その間にソフトウェアの制御で、サーバなどの機器を
 適切にシャットダウンすることができます。


    




 停電などの電源障害が発生すると、UPSは内蔵バッテリーを使用し、接続するサーバなどの機器に対して
 一定時間は電力を供給を始めます。その際に、UPSはサーバにインストールされたソフトウェアに対して、
 LAN経由でコンピュータを自動シャットダウンさせるスクリプトコマンドを発行させることで、サーバは
 通常のシャットダウン処理を行うことができます。つまり、電源障害に伴うサーバ機器の障害を防げます。


   


 ◆ UPSが保護しくてくれる電源異常の種類

 UPSを導入することで、停電時でも適切なタイミングで機器シャットダウンできるように一定時間の電力
 供給を行ってくれたり、
補正済みの安定した電力供給を受けられます。電源障害には、停電だけではなく
 雷サージ(雷の影響で発生する過渡的な異常高電圧)やノイズなどがあり、以下のような電源異常からも
 UPSはサーバなどの機器を保護してくれます。※ UPSのメーカーにより機能や性能は大きく異なります。

電源異常の種類 説明
停電  一定時間、電力供給が停止すること。
瞬停  1秒未満の停電のこと。瞬断、瞬電ともいう。
瞬低  落雷など自然災害により送電線の電圧が降下することで発生する電源異常。
ノイズ  電子機器などから発生する電源波形の乱れのこと。
雷サージ  雷の影響で発生する過渡的な異常高電圧のこと。



    




サーバ技術をはじめから

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