BIG-IP - HotFix download / install



 ◆ F5 - BIG-IP HotFix ISOイメージのダウンロード、インストール、適用方法

 Hotfixを適用するための設定手順を紹介します。ここではHotfix-BIGIP-11.4.1-637.0-HF3.isoを使用。

 1. F5のダウンロードサイトから「Hotfix-BIGIP-11.4.1-637.0-HF3.iso」をダウンロードします。

 2. System ⇒ Software Management ⇒ Hotfix Listを選択し、以下画面で「import」を選択します。

 


 3. アップロードしたいHotFixを選択して、importを選択します。

 



 4. Hotfixのimport中は画面移動せずに、このページのまま待ちます。

 



 5. インポートが成功すると「Available Image」に追加されます。

 


 6. インストールしたいHotfixを選択して「Install」を選択すると以下が表示されます。Select Diskで
 インストールするHDを選択して、Volume set nameでVolume setを入力します。今回のBIG-IPでは
 HD 1.1、1.2を使用しているので、HD1.3とするべく「3」 と入力して最後に「Install」を選択します。

 



 7. HD1.3上へのインストールが開始。時間がかかりますがInstall Statusが100%になるまで待ちます。

 


 8. Installに成功すると「Install Status」がcompleteとなります。以上でimportとinstallは完了です。

 


 9. Hotfix ISOイメージのinstall完了後にActive Diskを変更します。System ⇒ Software Management
 ⇒ Boot Locationsの項目で現在のActive Diskを確認します。現在はHD1.2がActive Diskであり、HD1.2
 にインストールされているISOイメージで起動していることが分かります。これをHD1.2から、HD「1.3」
 に変更するために、以下の画面で青色く表示されている「HD1.3」を選択します。

 


 10. 以下が表示されるので、コンフィグレーションを引き継がせるために、Install Configuration を
 「Yes」を選択し、引き継がせたいコンフィグのあるHDをSource Volumeとして選択。Active Disk が
 HD1.3になることを以下の内容で問題なければ「Activate」を選択。選択後に、自動的に再起動します。

 


 11. 以下の画面が表示されて約5分後に比較的大きな起動音が発生して、本格的な再起動が発生します。

 



 12. Activeから約15分後、全てのプロセスが正常に完了して、正常に通信できるようになります。
 この15分間は長く感じますが、決して電源をOFFにせず自動的な再起動が完了するまで待ちましょう。

 


 上記手順では11.4.1-637.0-HF3を新規に作成
 したBoot Location(HD1.3)にインストールし
 成功しましたが、その前提はBIG-IPデバイスの
 HDに11.4.1のOSがインストールされている事。

 ちなみに、BIG-IPV10.x以降ではOSだけでなく
 Hotfixも現在起動しているディスク、つまり、
 Active Diskにインストールすることはできない。


 ◆ F5 - OSバージョンの見方

 V11.xからはOSはMaintenance releaseが「1」であるバージョンを選択することをお勧めします。URL
 の一覧表通り、End of Software Developmentが「0」の場合は2年間、「1」では3年間となっています。
 ※ End of Software Developmentは「不具合回収」期限。End of Technical Supportの「メーカーへのエスカレーション」期限。


       

リリース 説明
Major release

 新規のハードウェアサポートや重要なアーキテクチャ変更などが含まれたリリース。
 Major releases include significant changes in behavior, added functionality, significant
 increases in performance, new hardware supportand/or significant architectural changes.

Minor release

 各種不具合(エラー/バグ)対応に焦点をあてたリリース。新機能が追加される場合もある。
 A minor release focuses on addressing product errors or bugs. New functionality may
 be included, but is typically of limited nature or optionally applicable

Maintenance release

 バグやセキュリティ修正に焦点をあてたリリース。以前のhotfixが全て組み込まれている。
 A maintenance release typically addresses bug and security fixes. It will roll-up all
 previous hotfixes. No change in behavior or new functionality is introduced.
 A maintenance release may support new hardware.




BIG-IP Basic Configuration 1

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