JUNOS - ping / troubleshooting



 ◆ JUNOS - PINGコマンド

 JUNOS搭載のSRXなどからPINGを実行する際には、オペレーションモードで以下のように実行します。
 なお、pingコマンドの実行を終了させるためには、pingの実行中に
Ctrl + Cを入力する必要があります。
 ※ ping 192.168.1.10 count 10 のように
countを指定することで、指定回数だけ実行することも可能。

 


 デフォルトでは上の出力結果となりますが、Ciscoルータのように実行結果を「!」と表示したい場合、
 pingコマンドの最後に
rapid を指定します。この場合、pingの実行回数は自動的に5回だけとなります。

 



 コマンドの後に「
run」と入力することで、コンフィグレーションモードからpingを実行できます。

 


 runと入力することでオペレーションモードのコマンドを実行できるので、本来ならオペレーションモード
 で実行できるshowコマンドも、runコマンドを頭につければコンフィグレーションモードで実行できます。

 ◆ JUNOS - トラブルが発生した場合に取得するログ

 Ciscoのshow tech-supportコマンドは、JUNOSでは
request support informationコマンドに該当します。
 request support informationコマンドを入力することで、トラブル解析に必要なコマンドが自動的に発行
 されていきます。
| no-more を指定することで出力中の「--- more ---」を表示されないようにできます。

 

 その他、メーカーへのエスカレーションに際しては、以下のログも取得しましょう。

 show system license
 show log chassisd
 show log jsrpd
 show log messages | no-more



 ◆ JUNOS - Webブラウザによるログイン

 JUNOS機器へのログインは、コンソールログインやtelnet/sshログイン以外にhttp/httpsログインが可能。
 例えば、SRX100に対して、WebブラウザでHTTPログインするための最小限の設定例は以下のとおりです。

 


 ここではSRX100のFe-0/0/0に 192.168.0.254 と割り当てたので https://192.168.0.254/ にアクセス。

 


 設定例ではrootユーザだけ作成しているので Username:root、Password:設定パスワードを入力します。
 すると、以下のような設定画面が表示されます。この設定画面で設定が可能となります。また、Dashboard
 メニューをクリックすることで視覚的な分かりやすいステータス確認等がブラウザで行えるようになります。

 

 ベンダーのネットワークエンジニアはCLI操作でのマスターが推奨。コンソールでしかできない制御があり、
 新規構築や設定変更に際して、LAN接続できないケースもあるかと思いますので、推奨というより必須です。



Juniper - JUNOS 設定コマンド解説

Copyright(C) 2002-2024 ネットワークエンジニアとして All Rights Reserved