Catalyst QoS - default configuration



 ◆ Catalyst QoSのデフォルト設定

 QoSはデフォルトでディセーブルにされており、物理ポートには「trusted」や「untrusted」の概念はなく、
 すべてのトラフィックは何の値も書き換えられず、パススルーモードでスイッチングしていきます(FIFO)。
 QoSを有効にするためには、グローバルコンフィグレーションで以下のコマンドを入力する必要があります。

 
◆ QoSの有効化
 (config)#
mls qos

 QoSをイネーブルにしてもデフォルトの状態では、全ての物理ポートで「untrusted」の状態であることから
 全てのトラフィックはDSCP値0、CoS値0となり転送されていきます。trust cos | dscp | precedenceなどで
 トラフィックの優先度を信頼して分類を行うか、ACL→Class-map→Policy-mapによりマーキングを行い分類
 しなければ、FIFOと同じです。それでは各キューのデフォルト設定を見ていきます。先ずは入力キューです。

入力キューのデフォルト設定
機能 キュー 1 キュー 2
バッファ割り当て 90% 10%
帯域幅割り当て 4 4
プライオリティキューの帯域幅 0 10
WTD廃棄しきい値 1 100% 100%
WTD廃棄しきい値 2 100% 100%

 ※ 帯域幅の割り当てがキュー1 で「 4 」キュー2で「 4 」というのは、平等に共有されることを意味します。
 ※ プライオリティキューの帯域幅がキュー1で「 0 」というのは、デフォルトでプライオリティキューが 2 であること意味します。

入力キューIDとしきい値IDとCoS/DSCP値のマッピング
キューID しきい値ID CoS値 DSCP値
1 1 0 〜 4 0 〜 39
2 1 5 40 〜 47
1 1 6 〜 7 48 〜 63


 次にQoSがイネーブル状態の時の出力キューのデフォルト設定です。出力キューは4つあります。

出力キューのデフォルト設定
機能 キュー1 キュー2 キュー3 キュー4
バッファ割り当て 25% 25% 25% 25%
SRRシェーピングモードのウェイト 25 0 0 0
SRR共有モードのウェイト 25 25 25 25
WTD廃棄しきい値 1 100% 200% 100% 100%
WTD廃棄しきい値 2 100% 200% 100% 100%
専用しきい値 50% 50% 50% 50%
最大しきい値 400% 400% 400% 400%


 シェーピングモードのウェイトが「 0 」である場合は、そのキューは共有モードで動作します。したがって
 キュー2、3、4は、デフォルトで共有モードで動作することが分かります。キュー1は、シェーピングと共有
 の両方のモードで動作します。


 出力キュー1はプライオリティキューになれるキューです。入力キューの場合はデフォルトでプライオリティ
 キューが有効ですが、出力キューの場合は無効なので有効にするためには「priority-queue out」と設定する
 必要があります。
プライオリティキューを有効にするとキュー1は比率計算から除外されて、キュー2、3、4
 での割合比率で考えます。

出力キューIDとしきい値IDとCoS/DSCP値のマッピング
キューID しきい値ID CoS値 DSCP値
2 1 0、1 0 〜 15
3 1 2、3 16〜 31
4 1 4 32〜 39
1 1 5 40 〜 47
4 1 6、7 48 〜 63



 最後に、マッピングテーブルのデフォルト設定を見てます。デフォルトの「DSCP/DSCP変換マップ」と
 ポリンシング済みDSCPマップは、着信DSCP値を同じDSCP値にマッピングする「空マップ」となります。

マッピングテーブルのデフォルト設定
デフォルトCoS/DSCPマップ デフォルトDSCP/CoSマップ デフォルトPrecedence/DSCPマップ
CoS DSCP DSCP CoS ip-precedence DSCP
0 0 0 〜 7 0 0 0
1 8 8 〜 15 1 1 8
2 16 16 〜 23 2 2 16
3 24 24 〜 31 3 3 24
4 32 32 〜 39 4 4 32
5 40 40 〜 47 5 5 40
6 48 48 〜 55 6 6 48
7 56 56 〜 63 7 7 56
mls qos map cos-dscp id mls qos map dscp-cos id to id mls qos map ip-prec-dscp id



Catalyst QoS

ネットワークエンジニアとして

Copyright (C) 2002-2024 ネットワークエンジニアとして All Rights Reserved.