Catalyst QoS - Configuration 3



 ◆ マッピングテーブルの設定変更

 QoSのマッピングテーブルには、以下のようなテーブルがあります。

 ・ CoS/DSCPマップ
 ・ IP precedence/DSCPマップ
 ・ ポリシング済みDSCPのマップ
 ・ DSCP/CoSマップ
 ・ DSCP/DSCP変換マップ

 マッピングテーブルは最適化されているので基本的に変更する必要はありません。これらは設定変更は任意
 ですが「ポリシング済みDSCPマップ」と「DSCP/DSCP変換マップ」はヌル設定であるので、マークダウン
 を行いたい場合や、QoSドメインのポリシー間の整合性を合わせる場合には、設定変更する必要があります。
 
※ CoS/DSCPマップの「CoS値=5に対するDSCP値=40」については一般的に最適化されている状態ではありません。推奨はEFへ。
 ※ DSCP/DSCP変換マップ以外のすべてのマップテーブルはグローバルに定義されており、全ての物理ポートに適用されています。



 ◆ CoS/DSCPマップの設定変更

 CoS/DSCPマップは、着信パケットのCoS値をQoSがトラフィックのプライオリティを表すために内部使用
 するDSCP値にマッピングします。このCoS/DSCPマップのデフォルトを変更するためのコマンドは以下です。

 Catalyst(config)# mls qos map cos-dscp dscp1 dscp2 dscp3 dscp4 dscp5 dscp6 dscp7 dscp8



 上記の「dscp1...dscp8」にはCoS値0〜7に対応する8つのDSCP値を入力します。以下のコンフィグ例では
 CoS0=DSCP0、CoS1=DSCP5、CoS2=DSCP10、CoS3=DSCP15、CoS4=DSCP20、CoS5=DSCP25、
 CoS6=DSCP30、DSCP7=40 に変更している例です。show mls qos maps cos-dscpにより確認できます。

 Catalyst(config)# mls qos map cos-dscp 0 5 10 15 20 25 30 35 40


 ◆ IP precedence/DSCPマップの設定変更

 IP precedence/DSCPマップは、着信パケットのIP precedence値をQoSがトラフィックのプライオリティを
 表すために内部使用するDSCP値にマッピングします。このIP precedene/DSCPマップの変更コマンドは以下。

 Catalyst(config)# mls qos map ip-prec-dscp dscp1 dscp2 dscp3 dscp4 dscp5 dscp6 dscp7 dscp8



 上記の「dscp1...dscp8」にはIP precedence値0〜7に対応する8つのDSCP値を入力します。以下では
 precedence0=DSCP0、precedence1=DSCP5、precedence2=DSCP10、precedence3=DSCP15、
 precedence4=DSCP20、precedence5=DSCP25、precedence6=DSCP30、precedence7=DSCP40
 に変更している例です。マップテーブルのステータスは、sh mls qos maps cos-dscpで確認できます。

 Catalyst(config)# mls qos map ip-prec-dscp 0 5 10 15 20 25 30 35 40




 ◆ ポリシング済みDSCPマップの設定変更

 ポリシングの際にマークダウンを行いたい場合は、このポリシング済みDSCPマップを設定変更する必要が
 あります。デフォルトのポリシング済みDSCPマップでは着信DSCP値を同じDSCP値にマップする空マップ。

 Catalyst(config)# mls qos map policed-dscp dscp-list to markdown-dscp


 dscp-listには最大8つのDSCP値をスペースで区切って入力します。markdown-dscpにはマークダウンした
 後のDSCP値を指定します。以下はDSCP値50〜57のパケットのDSCP値を0にマークダウンする設定例です。

 Catalyst(config)# mls qos map policed-dscp 50 51 52 53 54 55 56 57 to 0




 ◆ DSCP/CoSマップの設定変更

 DSCP/CoSマップは、着信パケットのDSCP値が信頼(mls qos trust dscp)されそのDSCP値の値に基づいて
 CoS値を導き出してくれるマップです。このDSCP/CoSマップのデフォルトを変更するためのコマンドは以下。

 Catalyst(config)# mls qos map dscp-cos dscp-list to cos


 dscp-listには最大8つのDSCP値をスペースで区切って入力します。CoSにはdscp-listで指定したDSCP値と
 対応するCoS値を入力します。以下のコンフィグではDSCP値34、35、36をCoS値5にマッピングしています。

 Catalyst(config)# mls qos map dscp-cos 34 35 36 to 5




 ◆ DSCP/DSCPマップの設定変更

 QoSの実装方式の異なる2つのQoSドメインを管理する場合において、2つの異なるDSCP値が使用されている
 場合、他のドメイン内での定義に一致するように一連のDSCP値を変換するDSCP/DSCP変換マップを設定可能。
 2つの異なるQoSドメインの両方に一貫した方法でマッピングするためには両方のドメインのスイッチで設定。


 Catalyst(config)#
mls qos map dscp-mutation name in-dscp to out-dscp

 Catalyst(config-if)# mls qos trust dscp
 Catalyst(config-if)# mls qos dscp-mutation
name



 着信したトラフィックのDSCP値0〜7をDSCP値15にマッピング、DSCP値8〜13をDSCP値20にマッピング
 DSCP値50〜53をDSCP値56にマッピングする例です。ミューテーションマップ名は「 QOS 」として設定。


 Catalyst(config)#
mls qos map dscp-mutation QOS 0 1 2 3 4 5 6 7 to 15
 Catalyst(config)# mls qos map dscp-mutation QOS 8 9 10 11 12 13 to 20
 Catalyst(config)# mls qos map dscp-mutation QOS 50 51 52 53 to 56

 Catalyst(config-if)# mls qos trust dscp
 Catalyst(config-if)# mls qos dscp-mutation QOS




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