ICMP Redirect



 ◆ ICMPリダイレクトとは

 ICMPリダイレクトとは、L3デバイスがパケットの送信元ホストに、特定の宛先ネットワークに対する適切な
 ゲートウェイを通知する機能のことです。送信元ホストに通知されるこの
ICMPリダイレクトメッセージ は、
 L3デバイスがパケットを受信したインターフェースと、パケットを送信するインターフェースが同じになると
 送信元ホストに通知されて、送信元ホストは自身のルーティングテーブルに一時的な経路情報を登録します。

 下図はホストA(192.168.1.10)がホストB(172.16.2.10)にパケットを送信するフロー。先ずホストAの
 デフォルトゲートウェイがSW1なのでホストAはSW1にパケットを送信します。次に、SW2のルーティング
 テーブルで「172.16.2.0/24」の宛先経路に対するネクストホップが「192.168.1.2」である場合、SW1は
 パケットをSW2に転送するのと同時に、送信元ホストAに対してICMPリダイレクトメッセージを送信します。


  



 ICMPリダイレクトメッセージには「
172.16.2.0/24宛てのパケットは、SW2に送信して下さい」という
 リダイレクト情報が含まれています。このメッセージを受信したホストAは、PC上の自身のルーティング
 テーブルに一時的なリダイレクトルートを追加します。この経路はWindowsの場合は10分間保持されます。
 以降は「172.16.2.0/24」宛てのパケットはSW1ではなく、SW2に効率よく直接送信するようになります。


 


 Windowsファイアウォールが有効でICMPをブロックしている場合、ICMPリダイレクトメッセージを受信
 できないので、そのPCにおいてはこのような動作は行いません。

 HSRPを有効化しているL3デバイスのインターフェースで、ICMPリダイレクトが有効化されている場合、
 冗長構成が適切に活かされない状況が発生する可能性があり、Cisco機器ではHSRPが有効化された場合、
 そのインターフェースでICMPリダイレクトが自動的に無効化されます ⇒ (config-if)#
no ip redirect



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