◆ IPv6ホストへのIPv6アドレスの割り当て
IPv6ホストのインタフェースにIPv6アドレスを割り当てる方法は、大きく以下の5パターンがあります。
対象機器 |
割り当て方法 |
割り当てる対象 |
IPv6ホスト |
管理者による手動設定 |
管理者が手動で以下のIPv6アドレスを割り当てる
・ IPv6ホストアドレス
・ プレフィックス
・ GW(デフォルトゲートウェイ)
・ DNSなどの各種IPアドレス
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RAによるステートレス自動設定と手動設定 |
RAにより自動的に以下のIPv6アドレスを割り当てる
・ IPv6ホストアドレス
・ プレフィックス
・ GW(デフォルトゲートウェイ)
管理者が手動で以下のIPv6アドレスを割り当てる
・ DNSなどの各種IPアドレス
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RAによるステートレス自動設定
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RAにより自動的に以下のIPv6アドレスを割り当てる
・ IPv6ホストアドレス
・ プレフィックス
・ GW(デフォルトゲートウェイ)
・ DNSサーバのIPアドレス - RFC6106で標準化
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RAとDHCPv6によるステートレス自動設定
⇒ 現在のIPv6ネットワークで主流な実装 |
RAにより自動的に以下のIPv6アドレスを割り当てる
・ IPv6ホストアドレス
・ プレフィックス
・ GW(デフォルトゲートウェイ)
DHCPv6で自動的に以下のIPv6アドレスを割り当てる
・ DNSなどの各種IPアドレス
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DHCPv6によるステートフル自動設定 |
DHCPv6で自動的に以下のIPv6アドレスを割り当てる
・ IPv6ホストアドレス
・ プレフィックス
・ GW(デフォルトゲートウェイ)
・ DNSなどの各種IPアドレス
※ 現時点でGWの情報は配布できない
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※ DHCPv6ではデフォルトゲートウェイの情報を配布できず、一方、RAではDNSサーバなどの情報を配布
できませんでしたが、RFC6106標準化によりRAではDNSサーバのIPアドレスを配布できるようになりました。
配布項目 |
RAによる配布 |
DHCPv6による配布 |
デフォルトゲートウェイのIPアドレス |
○ |
×
(ドラフト段階) |
DNSサーバのIPアドレス |
○
(RFC6106) |
○ |
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