Multicast traffic - Router / Switch



 ◆ マルチキャストの転送処理(スイッチの場合)

 マルチキャストのトラフィックは、ブロードキャストと同様にスイッチではデフォルトで
フラッディング
 されます。そのため、同じセグメント上にマルチキャストのSender(送信元サーバ)とマルチキャストの
 Receiver(受信クライアント)がいる場合、受信クライアントがマルチキャストグループに参加してから
 送信元サーバでマルチキャストトラフィックを送信するだけで、マルチキャストによる通信が成立します。


   



 ◆ マルチキャストの転送処理(ルータの場合)

 ルータでは、マルチキャストのトラフィックはブロードキャストと同様に
デフォルトでは転送されません
 ルータだけでなくL3スイッチなど、Layer3以上の機器ではブロードキャスト同様に処理されてしまいます。


     



 実際の企業ネットワークでは、マルチキャストのトラフィックを送信するSenderと、受信するReceiverは
 異なるセグメントに配置されることが多いため、マルチキャストトラフィックを転送させるためにルータで
 
マルチキャストルーティングを有効化する必要があります。

 マルチキャストルーティングを有効化する対象のルータは、Senderが配置されているルータだけではなくて
 Receiverが配置されているルータ、そして経由する全てのルータも対象となります。


   



マルチキャストの技術解説

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