Data Center 3.0



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 ◆ Cisco Data Center 3.0 とは

 Cisco Data Center 3.0はCisco Systems社の提唱する次世代データセンターソリューションのことです。
 Cisco NexusやCisco UCSなどのデータセンター向け製品を導入する上で、Cisco Data Center 3.0は理解
 しておくべきアーキテクチャであることから、最初に Cisco Data Center3.0 について簡単に解説します。

 Cisco Systemsではデータセンターのシステム構想を第一世代、第二世代、第三世代として定義しています。
 第一世代は、メインフレームを主としたシステム構成。第二世代は、クライアント/サーバ環境による分散
 コンピューティングを基本としたシステム構成。そして、第三世代は、仮想化 / 統合化されたシステム構成。


   


 Cisco Data Center 3.0 では、分散化されていた複数の物理サーバを仮想サーバとして扱って、少数の物理
 サーバに統合していきます。統合化された物理サーバにおけるリソース(CPU、メモリ、ハードディクス)は
 仮想的に配置されます。また、ストレージネットワークとの接続においてファイバーチャネルとイーサネット
 を統合していき、帯域幅だけでなくより高い信頼性のネットワークインフラが求められるシステムとなります。


 ◆ Cisco Data Center 3.0 - 仮想化と統合化

 下図では、仮想化と統合化を実現するための技術用語を具体的に書いています。仮想化により、物理的な
 集約が行われ、統合化で単一のシステムへの集約が行われていることが分かります。以前のシステムごとの
 サーバ/ストレージ/ネットワークは不要でありデータセンターを1つのプラットフォームとして構築できます。


  



 ◆ Cisco Data Center 3.0 - 階層化設計

 Cisco Data Center 3.0のネットワークシステムの階層設計は、統合するシステムやその規模にもよりますが
 最大でも5階層( WANアクセス層、コア層、アグリゲーション層、アクセス層、サーバ層 )で設計します。


  




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