redistribute command 2



 ◆ ルート再配布の設定パラメータ - 詳細

 ルート再配布を行うための redistribute コマンドの設定パラメータの一覧を見てみましょう。redistribute
 コマンドで設定するパラメータは、再配布元のプロトコルによって指定できるパラメータが異なってきます。
 この設定一覧を見ると、OSPFの再配布に関連する設定パラメータが多いことが分かります。

 ◆ ルート再配布の設定パラメータ
 
(config-router)# redistribute protocol metric value metric-type [ 1 | 2 ]
 
match [ internal | external | nssa-external ] route-map map-tag tag value subnets

コマンド引数 説明
protocol

 再配布元のルーティングプロトコルの指定( rip、eigrp、ospf、bgp、static、connected など )

value  再配布する際に適用されるシードメトリック値
metric-type


 OSPFネットワークへの再配布時に、再配布される外部ルートに適用するタイプの指定(デフォルトは 2 )
 1 - コスト加算型(O E1):シードメトリック値に経由するルータのコスト値が加算されていく
 2 - コスト透過型(O E2):シードメトリック値のまま変化せず、OSPFネットワークへ通知されていく

match


 OSPFのルートを、別のルーティングプロトコルのルートとして再配布する場合のフィルタリング指定
 internal - OSPFの内部ルートのみを再配布する
 external 1 - OSPFの外部ルート( O E1 )のみを再配布する
 external 2 - OSPFの外部ルート( O E2 )のみを再配布する
 nssa-external 1 - OSPF外部ルート( O N1 )のみを再配布する
 nssa-external 2 - OSPF外部ルート( O N2 )のみを再配布する

route-map

 ルート再配布において、参照する route-map を適用

tag  ルート再配布において、再配布されるルートにタグを割り当てる
subnets  ルート再配布において、サブネットのルートも再配布したい時に使用する


 OSPFに関連するルート再配布の設定が多くのパラメータがあるので、以下ではそれに焦点を当て解説します。


 ◆ ルート再配布 - OSPFに関連する設定

 OSPFネットワークへ、EIGRPのルートをメトリックタイプ1(O E1)として再配布するための設定は以下
 となります。また、OSPFネットワークへ、EIGRPのサブネットのルートも通知する設定となっています。


 Cisco(config)# router ospf 1
 Cisco(config-router)# redistribute eigrp 1 metric-type 1 subnets



 OSPFネットワークへ、RIPのルートをメトリックタイプ1(O E1)として再配布するための設定は以下です。
 また、OSPFネットワークへ、RIPのサブネットのルートも通知する設定となっています。


 Cisco(config)# router ospf 1
 Cisco(config-router)# redistribute rip metric-type 1 subnets



 OSPFネットワークへ、EIGRPのルートをメトリックタイプ1(O E1)として、サブネットのルートも通知
 して、さらにOSPFネットワークへ通知される際に、再配布ルートのメトリック値を10に変更する設定です。


 Cisco(config)# router ospf 1
 Cisco(config-router)# redistribute eigrp 1 metric 10 metric-type 1 subnets



 OSPFネットワークへ、自分の I/F のネットワーク( ルーティングテーブル上の C )を再配布させて、
 あわせて、自分のルータで設定しているスタティックルートも再配布させる設定です。


 Cisco(config)# router ospf 1
 Cisco(config-router)# redistribute connected subnets
 Cisco(config-router)# redistribute static subnets



 以上で紹介した設定は、あるルーティングプロトコルからOSPFネットワークへルート再配布するための
 設定でした。以下では、OSPFで学習した経路情報を、他のルーティングプロトコルのルートとして通知
 するための設定例を紹介します。

 RIPネットワークへ、OSPFのルートを再配布するための設定です。再配布時にはメトリック値を1に設定。


 Cisco(config)# router rip
 Cisco(config-router)# redistribute ospf 1
 Cisco(config-router)# default-metric 1



 EIGRPネットワークへ、OSPFのルートを再配布するための設定です。再配布時のメトリックは以下です。


 Cisco(config)# router eigrp 1
 Cisco(config-router)# redistribute ospf 1
 Cisco(config-router)# default-metric 1000000 1 255 1 1500


 EIGRPネットワークへ、OSPFのルートを再配布するための設定です。再配布対象はOSPFの内部ルートのみ。


 Cisco(config)# router eigrp 1
 Cisco(config-router)# redistribute ospf 1 match internal
 Cisco(config-router)# default-metric 1000000 1 255 1 1500



 なお「IGPへのIBGPルートの再配布」というケースは設計的にあまり発生しない再配布の制御ではありますが
 その設定が必要である場合、ここで紹介するredistributeコマンドではなく、BGPコンフィグレーション上にて
 
bgp redistribute-internal コマンドを設定します。

 router bgp 65001
  bgp redistribute-internal



ルート再配布とルート制御( redistribute、distribute-list、route-map、distance )

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