◆ DHCPリレーエージェント
DHCPサーバとDHCPクライアントとの通信ではブロードキャストアドレスが使用されるので、DHCPサーバと
DHCPクライアントは同じネットワーク(サブネット)にいる必要があります。が、現在のLANネットワークは
多くのサブネットが存在し、そのサブネットをルータやL3スイッチで分離しています。ルータやL3スイッチは
ブロードキャストを通過させないのでDHCP環境を構築したい場合、サブネットごとにDHCPサーバを導入する
必要がありますが、コスト的に現実的ではありません。そこで、DHCPリレーエージェント機能が役立ちます。
DHCPリレーエージェント機能により、DHCPサーバとDHCPクライアントが異なるサブネットに存在しても
DHCPクライアントから受信したブロードキャストをユニキャストに変換して、DHCPサーバに転送します。
現在では、ルータやL3スイッチのネットワーク機器でDHCPリレーエージェント機能を持たせるのが一般的。
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