Cisco Wireless LAN - Radius Server - Fallback



 ◆ Cisco WLCにおけるRadiusサーバのフォールバック機能

 Fallback機能は、以下のようにWLCにRadiusサーバを複数指定している場合に適用できる設定となります。

 


 プライマリのRADIUSサーバ(index 1)が使用不能になると、デフォルトで次にアクティブなバックアップ
 RADIUSサーバに動的にフェールオーバーします。この動作は問題ないですが、WLCはプライマリのRADIUS
 サーバ(index 1)が使用可能な状態になっても、引き続いてセカンダリのRADIUSサーバを使用し続けます。

 Fallback機能を使用することで、プライマリサーバが使用可能かどうかを確認しプライマリRADIUSサーバが
 使用可能になるとプライマリRADIUSサーバに自動的に切り替わります。Fallback機能は、アクティブモード
 とパッシブモードの2種類があります。実装内容からして、アクティブモードを使用することをお勧めします。

Fallback機能のモード 説明
アクティブモード


 @ RadiusサーバがWLC認証要求に応答しなかった場合に停止状態としてマーキングして
 非アクティブなサーバプールにサーバを移動して、サーバが応答するまでプローブを送る。
 ※ サーバがWLC認証要求に応答しなかった場合、300秒後にプローブメッセージの送信開始。

 A プローブメッセージに応答した場合、WLCは停止状態のサーバをアクティブなプールに
 移動して、プローブメッセージの送信を停止して、WLCはアクティブなプールから最も低い
 Server Indexのサーバを常に選択するようになる。

パッシブモード


 @ RadiusサーバがWLC認証要求に応答しなかった場合にサーバを非アクティブキューに
 移動してタイマーを設定する。タイマーの時間切れとなると、WLCはサーバの現在の状態に
 関係なく、サーバをアクティブキューに移動する。(これでは不安定なシステムになるかと)

 A WLCは認証要求を受信すると、WLCはアクティブキューから最も低いServer Indexの
 サーバを選択する(アクティブキューには非アクティブなサーバが含まれている場合あり)

 B サーバが応答しない場合、WLCはそのサーバを非アクティブとしてマーキングして、
 タイマーを設定して、次に優先度の高いサーバに移動する。このプロセスはCisco WLCが
 アクティブなRADIUSサーバを見つけるまで続行する。


 パッシブモードの場合は、以前にRADIUSサーバから応答がなかった場合には、WLCがタイムアウト後には
 サーバがアクティブになっていると仮定しサーバをアクティブキューに移動します。それでも応答がない場合
 認証要求を受信すると、次のタイムアウトまで待機して再試行します。タイムアウト値はデフォルトで300秒。


 ◆ Cisco WLCにおけるRadiusサーバのフォールバック機能の設定 - GUI

 フォールバック機能は「Security」⇒「AAA」⇒「RADIUS」⇒「Fallback」で設定を行います。設定例は
 フォールバックモードを「active」、プローブのユーザ名を「cisco-probe」、プローブ送信間隔「180」秒。

 


 設定例で紹介したプローブメッセージのユーザ名の cisco-probe はWLCにおけるデフォルト値です。
 CLIでshow radius summaryと入力すれば分かるかと思いますが、デフォルトではこの値が存在します。
 また、
RadiusサーバにCisco ISEを使用する場合、デフォルトのユーザ名を使用することをお勧めします



 ◆ Cisco WLCにおけるRadiusサーバのフォールバック機能の設定 - CLI

 
◆ フォールバックモードの選択
 WLC> config radius fallback-test mode { active/ passive / off }


 ◆ アクティブモードのプローブ間隔、またはパッシブモードの非アクティブ時間を指定する間隔を設定
 WLC> config radius fallback-test mode interval { 180 - 3600 }


 ◆ アクティブモードの場合、RADIUSサーバに送信するプローブ要求内で使用されるユーザ名を設定
 WLC> config radius fallback-test username { usename }


 設定するユーザ名はプローブメッセージ送信に使用される情報であるため、パスワードを設定する
 必要はありません。設定が正常に動作しているかは、show radius summaryコマンドにより確認。

 


 デフォルトは以下の通り、Fallback機能が無効化
 されているので、上記のとおりFallback Modeを
 Activeモードに設定することをお勧めします。

 



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