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IRDPとは
IRDPとは、有効なデフォルトルートを通知するメカニズムをルータに提供するICMPの拡張機能です。
IPホストは既存のプライマリールートが利用不能になった時にIRDPを使用して新しいパスを得る事が
できます。IRDPでは、ホストでの手動設定も必要なく、ルーティングプロトコルを認識する必要もない。
IRDPを使用するホストは、I/F上でIRDPが有効になっているルータから
[ IRDPアドバタイズメント ] を
リスンします。その通知された情報は予め定義されたホールドタイム値の間だけ有効とみなされます。
ホールドタイム値の期間中に新しいアドバタイズメントを受信できなかった場合、アドバタイズされた
情報は無効と見なされ削除されます。このIRDPのアドバタイズメントはデフォルトで450秒〜600秒毎に
一回送信されます。デフォルトのホールドタイム値は30分です。IRDPプロトコルは、ルータのI/F上にて
デフォルトでディセーブルです。尚、今日の企業ネットワークでIRDPが使用されることは先ずありません。
IRDPのコマンド
IRDPはデフォルトでディセーブルであり、IRDPを利用するためには以下のI/Fコンフィグを行う必要があります。
Cisco(config-if)# ip irdp [ multicast | holdtime
seconds | maxadvertinterval seconds | minadvertinterval seconds |
preference number | address address [ number ] ]
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| キーワード |
説明 ( Refer) |
| multicast |
IRDPアドバタイズメントをマルチキャストで行う場合に使用。デフォルトでは
IRDPアドバタイズメントはブロードキャストで転送される。
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| holdtime seconds |
アドバタイズメントが有効とみなされるホールドタイム値。デフォルトでは
maxadvertintervalの3倍の値であり、maxadvertintervalよりも大きい必要がある。 |
| maxadvertinterval seconds |
アドバタイズされるまでの最大インターバル値。1秒から1800までの間。
0を指定すると求められた時だけアドバタイズします。デフォルト値は600秒。 |
| minadvertinterval seconds |
アドバタイズされるまでの最小インターバル値。1秒から1800までの間。
デフォルト値は450秒。 |
| preference number |
プレファレンス値。この値が大きいほどルータの優先度が高くなり
IRDPのプライマリールータとなる。デフォルト値は0。 |
| address address [ number ] |
proxy advertiseへのIPアドレス。そのアドレスに対してプレファレンス値も指定可能。 |
The ip irdp multicast command allows for compatibility with Sun Microsystems Solaris, which requires IRDP packets to be
sent out as multicasts. Many implementations cannot receive these multicasts; ensure end-host ability before using this command.
IRDPの設定例
下図では、IRDPを使用して2つのルータがIRDP対応ホストに対してデフォルトルートをアドバタイズしています。
ホストは2つのデフォルトルートを保持することになりますが、優先するパスはR1から受信したデフォルトルートに
なるようpreference値をR1に「100」と設定しています。R1のルータがダウンした後、ホールタイム値が過ぎれば
R2から受信したデフォルトルートを使用しますが、R1がアクティブになると、R1から受信したデフォルトルートを
使用するようになります。アドバタイズメントのインターバル値は3〜6秒。ホールド値は18秒と定義しています。
R1(config)# interface FastEthernet 0/0
R1(config-if)# ip address 192.168.0.1 255.255.255.0
R1(config-if)# ip irdp
R1(config-if)# ip irdp maxadvertinterval
6
R1(config-if)# ip irdp minadvertinterval
3
R1(config-if)# ip irdp holdtime 18
R1(config-if)# ip irdp preference 100
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R2(config)# interface FastEthernet 0/0
R2(config-if)# ip address 192.168.0.2 255.255.255.0
R2(config-if)# ip irdp
R2(config-if)# ip irdp maxadvertinterval
6
R2(config-if)# ip irdp minadvertinterval
3
R2(config-if)# ip irdp holdtime 18
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実際の検証ではIRDP対応ホストとしてルータを使用 ( グローバルコンフィグで no ip routing と
ip gdp irdp を定義 ) しました。
R1とR2のIRDPのステータスは show ip irdp により確認、IRDP対応ホスト
( ルータ ) は show ip route によりステータスを確認。
LANホストからのファーストホップ
特定のリモートの宛先に至るファーストホップとなるルータ(デフォルトゲートウェイ)をホスト(
PCクライアント )が
調べる方法は、ダイナミックな方法の場合はこれまでに紹介したプロキシARPやIRDP以外にも、ルーティング
プロトコルがあります。( 一般的にはRIPに対応したホスト
)。しかしこれらの手法によるファーストホップの検出
は推奨されておらず、今日の企業LANでは、VRRP,
HSRP, GLBPなどによるスタティックな定義が一般的です。
| デフォルトゲートウェイをLANホストが調べる方法 |
| ダイナミックプロセス |
Proxy ARP, IRDP, Routing Protocol |
| スタティックプロセス ( 推奨 ) |
VRRP, HSRP, GLBP |
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