NTT(9432)が2025年3月期1Qの決算発表をしました。増収減益となりコンセンサス予想もやや下回る結果となりました。ポジティブ材料として自社株買い2000億円を発表しています。
【決算速報】NTT、4-6月期(1Q)最終は27%減益で着地
日本電信電話 <9432> [東証P] が8月7日後場(14:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比27.0%減の2741億円に減り、通期計画の1兆1000億円に対する進捗率は24.9%にとどまり、5年平均の30.2%も下回った。
株探ニュース(minkabu PRESS)
今期の業績は減収予想であったことから、減益はそれほどネガティブな材料ではありません。また、当期利益がマイナス27%減となっていますが、これは前年度の株式売却の利益が剥落したことによる一時的な要因です。
KDDIやソフトバンクと比較すると決算は芳しくない結果となりましたが、自社株買いが発表されており、明日8月8日から来年3月31日まで2000億円の買い支えがあります。
固定ブロードバンド、移動ブロードバンドの契約数ともに増加している点は安心材料でした。
中期経営戦略の進捗です。最も期待しているIOWNについては以下のように説明があります。
• サステナブル社会の実現に向け、早稲田大学と複数の研究機関を横断した共同研究を始動
• 未来共創プログラム「Future-Build Powered by IOWN」採択パートナーと連携したリモートバーチャルプロダクションの取り組みを開始