Catalyst - FlexStack-Plus



 ◆ Catalystスイッチ - FlexStack-Plusとは

 FlexStack-Plusは、物理的に複数台のスイッチを論理的に1台の仮想的なスイッチとして動作させることが
 できる技術です。この
FlexStack-Plusの機能は、Catalyst2960-Xシリーズで使用することができる機能です。
 Catalyst3750-Xで使用可能な StackWise Plus と基本的に同じような機能であり、FlexStack-Plusによって
 スタック内の各スイッチのコンフィグを設定することなく複数台のスイッチを単一のコンフィグとして設定可。



  



 Catalyst3750のStackWiseやCatalyst3750XのStackWise Plusではデフォルトでスタックケーブルを接続
 するためのスタックポートが搭載されていますが、Cat2960XでFlexStackを使用する場合、デフォルトで
 スタックケーブルを接続するためのポートがない為、本体とは別にスタックモジュール(
C2960X-STACK
 を
購入する必要があります。スタックモジュールを購入すれば50cmのスタックケーブルは無料で付きます。
 
※ FlexStack実装させるためにCatalyst2960XがLAN Baseのソフトウェアである必要があります。※ LAN Liteでは動作しません。

スタックモジュール ( C2960X-STACK ) スタックケーブルで接続したFlexStack Plusを実装した物理状態


 
※ スタック間の最大帯域幅(40Gbps)を完全に使用できて、スタックケーブルの冗長構成が確保された接続例は以下です。



 ◆ FlexStack-Plus と StackWise Plus の違い

比較項目 FlexStack-Plus StackWise Plus
スタックの最大数 8台 9台
スタックの帯域幅 40 / 80G 64G
スタックの収束時間 100ミリ秒 数ミリ秒
アーキテクチャ HW Drop Table Destination Stripping
動的なリングの負荷分散 No Yes
スタックQoS Applied hop by hop Applied on ingress
コンフィグレーション管理 単一のコンフィグ、IPアドレス、SNMP 単一のコンフィグ、IPアドレス、SNMP
単一Forwarding/Control Plane ARP/MAC/IGMP/VLANテーブル同期 ARP/MAC/IGMP/VLANテーブル同期
クロススタック機能 Yes Yes
単一のブリッジID Yes Yes
メンバのProvision設定 Yes Yes




 ◆ Flex Stack-Plusの仕組み - スタックマスターとスタックメンバー

 FlexStack-Plusのスタックマスターやスタックメンバーの意味や選定基準はStackWise Plusとほぼ同じです。
 スタック可能な最大4台のスイッチのうち1台がスタック動作を制御します。このスイッチがスタックマスター。
 それ以外のスイッチはスタックメンバーと呼ばれます。なお、スイッチマスターは以下の順番で選択されます。

順番 説明
1  現在スタックマスターであるスイッチ
2  最高のスタックメンバプライオリティを持つスイッチ
3  コンフィギュレーションファイルを保持するスイッチ
4

 アップタイムが最長のスイッチ

5  MAC アドレスが最小のスイッチ


 なお、スタックマスターは次のイベントが発生しない限り、スタックマスターとしての役割を維持し続けます。

 ○ スイッチスタックがリセットされた
 ○ スタックマスターがスイッチスタックから削除された
 ○ スタックマスターがリセットされたか、電源が切れた
 ○ スタック マスターに障害が発生した
 ○ 
電源の入ったスタンドアロンスイッチが追加されて、スイッチスタックメンバシップが増えた。
 
⇒ 既存スタック構成に新しくスイッチを追加する場合、電源OFFの状態でスタックケーブルを接続してから電源をONにします。


 スタックマスターにはスイッチスタックの保存済みのコンフィグが格納されます。すべてのスタックメンバは
 定期的にスタックマスターからコンフィグの同期化されたコピーを受け取ります。スタックマスターが使用
 不能になった場合、スタックマスターの役割を引き受けたスタックメンバが最新のコンフィグを保持します。

 ◆ Flex Stack-Plusのコンフィグ設定

 FlexStack-Plusのコンフィグは、StackWise Plusのコンフィグ設定と同じ考え方となるので、設定方法は
 StackWise Plusのコンフィグをご参照下さい。異なる点は、スタックメンバ番号が最大で 8 であること、
 スタックオフラインの設定時にprovisionタイプにC2960-Xのモデルを指定すること、そして、スタックで
 使用するMACアドレスの設定(
stack-mac persistent timer)は意識する必要がないことがあげられます。



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